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2015年7月29日 (水)

・回折ボケとフォーマットサイズと被写界深度

回折とは光がスリットなど狭い所を通ると
広がる現象のことです。

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カメラで言うと、絞りを絞るほど

回折が大きく発生してセンサに映し出される像が
ぼやけてしまいます。
これが回折ボケです。

この回折ボケはセンサーの画素ピッチ(画素の大きさ)
に依存します。
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上の図で、画素ピッチが3.3μmだと回折の影響を受けます。
しかし、6.47μmだと回折の影響を受けません。

画素ピッチが3.3μmは
おおよそ、マイクロフォーサーズで2000万画素、
画素ピッチが6.4μmは
おおよそ、フルサイズで2000万画素です。


同じ画素数ならばフォーマットサイズが大きいほうが
回折の影響を心配せずに絞りこむことができます。

しかし、フォーマットサイズによって
被写界深度が変わることを考慮する必要はあります。

マイクロフォーサーズの方がセンサが小さいので
背景がボケにくいです(被写界深度が深い)。
フルサイズで同等の被写界深度を得ようとすると
さらに絞る必要があります。
すると当然回折の影響も出てきます。

どのフォーマットサイズが最適か、については
正解がないので被写体に合わせて選択するのがベストです。

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