・回折ボケとフォーマットサイズと被写界深度
回折とは光がスリットなど狭い所を通ると
広がる現象のことです。
カメラで言うと、絞りを絞るほど
回折が大きく発生してセンサに映し出される像が
ぼやけてしまいます。
これが回折ボケです。
この回折ボケはセンサーの画素ピッチ(画素の大きさ)
に依存します。
上の図で、画素ピッチが3.3μmだと回折の影響を受けます。
しかし、6.47μmだと回折の影響を受けません。
画素ピッチが3.3μmは
おおよそ、マイクロフォーサーズで2000万画素、
画素ピッチが6.4μmは
おおよそ、フルサイズで2000万画素です。
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同じ画素数ならばフォーマットサイズが大きいほうが
回折の影響を心配せずに絞りこむことができます。
しかし、フォーマットサイズによって
被写界深度が変わることを考慮する必要はあります。
マイクロフォーサーズの方がセンサが小さいので
背景がボケにくいです(被写界深度が深い)。
フルサイズで同等の被写界深度を得ようとすると
さらに絞る必要があります。
すると当然回折の影響も出てきます。
どのフォーマットサイズが最適か、については
正解がないので被写体に合わせて選択するのがベストです。
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