・過焦点距離とは
カメラでピントを合わせると、
ピントを合わせた部分から前後にだんだんボケていきます。
ピントが合って見える範囲を被写界深度と言います。
上の図で、山にピントを合わせると、
無限遠も被写界深度に入ります。
この被写界深度にぎりぎり入る距離を
過焦点距離と言います。
過焦点距離を求める公式は以下です。
この公式を使えば、
背景と人物の両方にピントを合わせるためのF値などを
計算できます(めんどくさいけど)
許容錯乱円が聞きなれない単語です。
大まかに言って、画素ピッチと同じ数字だと思えばいいです。
画素ピッチより大きく結像したらボケ、小さければ点と言える。
上の式の分子分母を見ると
こんなことが読み取れます。
・焦点距離が長い望遠レンズになるほど
メイン被写体が遠くないとパンフォーカスにならない。
・焦点距離が短い広角だと、全体にピントが合いやすい。
・F値が大きいほどパンフォーカスになりやすい。
・画素ピッチが大きいほどパンフォーカスになりやすい。
・画素ピッチが小さいほどピントがシビア。
« ・回折ボケとフォーマットサイズと被写界深度 | トップページ | ・一眼カメラを無駄な買い物にしないために »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・圧縮効果とは(2021.01.17)
- ・ボリューム歪(3Dディストーション)とは(2021.01.13)
- ・寒い中での撮影支援アイテム(2021.01.05)
- ・triangleGND使い方(2021.01.01)
- ・超難しいUSB規格(2020.12.24)
コメント