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2015年8月18日 (火)

・逆がけのハーフNDとは

前回の記事で
ハーフNDの種類について記載しました。
今回はその中でも特殊な逆がけハーフNDです。
(リバースタイプ)
Photo_2

コレをうまく利用したいと思っている被写体が
六郷土手花火大会のような
ワイドスターマインです。

Hanabi
上の図のように、地上付近が猛烈に明るく、
上の方に行くに連れ、暗くなっていきます。
上部に上がる花火を数発入れて撮りたいのですが、
その間に露光し続けていると下側がすぐに白飛びしてしまいます。

上の図の撮影ではF20で13秒露光ですが、
すでに白飛びしていて
これ以上シャッター速度を伸ばすのは不可能です。

比較明合成の手法
で救うこともできますが、
なんだかずるい感じがします。
光学的に解決したいというか…。

そこで、真ん中が一番暗く、だんだんと明るくなる
逆がけハーフNDが使えます。
しかしコレが異常に高い。
ヨドバシ価格で35000円ほど。

そこで今回は、ハードタイプと
ソフトタイプのハーフNDを組み合わせて
擬似的に逆かけハーフNDにしました。

二枚を互いに逆向きにして重ねる。
Imgp0287

図で表すとこんな感じ。
Photo_3

上半分が逆がけな感じになります。
コレを用いて撮影した結果が以下の写真です。
(最初の画像と同じ花火)
Resize150496

白飛びせずに、上の花火も二発入れることが出来ました。
ただ、二枚平面板を入れると
ゴーストなどがかなり発生するので
やはりできれば一枚にしたいところ。

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