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2015年8月21日 (金)

・デジタルカメラをドライブレコーダー代わりに使えるか

最近はドライブレコーダーを車につけている人が増えてきています。
新しい車ならば、オプションでついていたり、
ドライブレコーダーとして製品も売っています。

しかし、よく聞く話として
「手持ちのデジカメを車につければ
 ドライブレコーダー代わりになるのでは」
ということです。

ドライブレコーダーとしての役割を果たせるか
ちょっと調べてみました。
ドライブレコーダーとして使うには、事故った時などに
状況が分からないとだめです。
問題になるのが、最近のLED信号機です。

スマホのカメラをLEDの信号機に向けてみると分かります。
点滅しているのが分かるかと思います。
Image11

関東では一秒間に100回、関西では一秒間に120回
点滅しています。
目では見えませんが、カメラだとよくわかります。
動画の撮影コマ数は一秒間に30コマや60コマのため。

下の図は関東の信号機と、30fpsの動画、
シャッター速度が1/300の時の写りを表しています。
縦方向に時間軸。
緑のコマが信号が点灯しているタイミングです。
信号の点灯しているタイミングと、右側のオレンジで示した露光タイミングが
重なると動画として信号機の色が映ります。
Kanto30_2

動画の30fpsのうち、露光するタイミングはいつも一定なので
3コマ中、1コマが消えてしまいます。

関西だと下の図のようになります。
Kansai30_2

シャッター速度が1/240で各コマの露光するタイミングが
信号機の点滅とちょうど同期してしまうと
全てのコマで信号が写らなくなってしまいます。
信号の表示が分からなければドライブレコーダーとして使えません。
動画のフレームレートが24fpsでも
下の図のように、やはり同期して信号が写らないことがあります。

Kansai24

ただし、夜間などで暗くなればシャッター速度が
1/120より遅くなるので必ず信号が写るようになります

Kansai30

では、ドライブレコーダー使うためにはどうすればいいか。
26fpsなどの半端な数値のフレームレートで撮影する必要があります。

関西で26fpsで撮影
Kansai26

点灯するコマと消灯するコマが交互に現れますが、
信号の色が分かるのでセーフです。

関東で26fpsで撮影
Kanto26

2/4コマで信号の色が分かるのでセーフです。

結論:
普通のカメラの撮影モードでは
関東はOKだが関西ではNG
ただし25fpsがあるならば、関西はこの設定にすれば良い。

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