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2015年9月10日 (木)

・キヤノン超高画素センサー

キヤノンが2億5000万画素のAPS-Hセンサを
発表しました。
研究レベルのものかと思いますが、
昨年発表した1億2000万画素のセンサを搭載したカメラは
試作しているそうです。
http://web.canon.jp/pressrelease/2015/p2015sep08j02.html

商売というよりも技術力の誇示のための開発だろうですが
レンズの性能が追いつくのかが疑問です。

1億2000万画素のセンサーの画素ピッチは約2.2μm
2億5000万画素のセンサーの画素ピッチは約1.5μm

参考
1200万画素で1/1.7inchセンサの画素ピッチ(PENTAX Qなど) 約1.55μm
2000万画素で1/2.3inchセンサの画素ピッチ(スマホなど)    約1.2μm

スマホのレンズは明らかに性能が追いついていないですが
Qや高級コンデジなら、よいレンズをつければ
何とかぎりぎり?といった感じです。

しかし、これだけ画素ピッチが狭くなると心配なのが
回折限界。

以前に書いた回折限界に関する記事

PENTAX Qの回折限界はだいたいF2.8です。
2段暗いF5.6のレンズとかだとどうしても像がボケてきます。

そのため、1億画素超の一眼で性能を活かすには
実質使えるレンズはF2.8~F4位で像性能が安定するような
極めて性能が高い最新設計のレンズだけになりそうです。

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