・RAWで何とでもなるので撮影時はテキトーでいいのか
過去にこのブログで、RAW撮影をさんざんお勧めしてきました。
RAW現像をしない場合、絵作りはカメラメーカー任せなので
写真撮影の楽しみの1/3位損をしています。
しかし、RAWで撮影すれば後でどうにでもなるから
撮影時は考えなくてもいい、というのは違います。
いくらRAWでも後処理ができない事もあります。
・構図
・写真の光線状態
・長秒時などのシャッター速度による表現
・高感度ノイズ
・ピント
・ボケ
・被写界深度
・焦点距離による圧縮効果など
また、RAW現像をきっちりやると
撮影と同じぐらい時間がかかります。
全ての写真をRAW現像していると時間がかかりすぎてしまいます。
そのため、撮影時になるべく後処理が必要ない
位までは持っていくのが良いです。
個人的にはRAW現像で行う処理は
・失敗写真を救う(ホワイトバランスや露出)
・作品に仕上げる
に限定しています。
失敗写真
撮影時にオートホワイトバランスにしていましたが、
曇天で輝度が低い所で緑色があるため、
蛍光灯判別されて失敗したのだと思います。
マゼンタっぽくなっています。
RAW現像
ホワイトバランスを適正にしました。
ついでに、明るさを明るく、コントラストも下げてみました。
作品に仕上げる
撮って出し
石垣島の名勝、川平湾の早朝です。
NDフィルタを用いて長秒撮影をし、
静の中に動感を表現してみました。
RAW現像
撮って出しだと、川平湾の象徴的な海の青さが出ていないので
ホワイトバランスを微調整しています。
また、陰っている部分が黒つぶれしてしまっているので
若干持ち上げて階調を出しました。
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