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2015年10月19日 (月)

・ストロボが届く距離

ストロボが届く距離は計算で求められます。
ガイドナンバーについての記事に乗ってる式を変形すると…

(ストロボが届く距離[ISO 100のとき]) = GN / F値

例1
GN36のストロボでISO 100で、F5.6で撮影する場合、

36÷5.6 = 約6.4m

ところで、露出を決める要素は
絞り、ISO感度、シャッター速度
の3つがあります。

この中でシャッター速度だけ式に出てきません。
シャッター速度はストロボ使用時は同調していれば
基本的に関係ありません。
閃光発光だからです。
シャッター速度が関係してくるのは
定常光とのバランスです。

夜景でストロボたいたら背景が真っ暗になったとか。
この場合はシャッター速度を遅くすればよい。

例2
GN36のストロボでISO 800でF5.6で撮影する場合、

ISO 800は、ISO 100に比べて3段明るい。
→F2.0と同等。

36 ÷ 2 = 18m

例3
GN20とGN30のストロボでISO 400で、F8で撮る場合、

ストロボの合計ガイドナンバーは
(20+30) ÷ √2 = 約41
ISO 400はISO 100に比べて2段明るいのでF4.0と同等。

41 ÷ 4 = 約10m

夜景を背景に記念写真を撮る場合、
シャッター速度を遅くしすぎると手ブレしてしまいます。
また、F値を小さくして開放にすると、背景がボケてしまい
どこで撮った写真か分かりづらくなります。

なので、感度を上げるのが良いです。
ISO 3200 で、シャッター速度が1/30sec位、F8位ならば
比較的ぶれずに夜景も明るく写ります。

撮影距離が3mの場合、ガイドナンバーは…

ISO 100 → ISO 3200 は5段分。
F8から5段分は、F1.4

GN = 1.4 * 3
   = 4.2

内蔵ストロボでも大丈夫ですね!

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