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2016年2月17日 (水)

・D5「私のISO感度は3280000です」

ニコンのフラグシップ機種D5が発表されましたが、
そのケタ違いのスペックが恐ろしいです。
153点AFや連写バッファもすごいですが
フリーザ的な桁違いなのがISO感度。
30万ではなく300万です。


APS-CのD500もISO164万です。
ですがもちろん拡張感度で
あなたと戦う気はありませんからご心配なく…


撮像素子技術にブレイクスルーが起きたとしか
考えられません。
ソニーセンサだと思いますが、
高感度時のみ読み出しモードを変えるとか?

ちょっと調べてみて気になった特許
http://www.j-tokkyo.com/2008/H04N/JP2008-011284.shtml
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の動作においては、熱雑音等による白色雑音の重畳により暗時等のS/N(Signal/Noise)比が低いときに画像が砂嵐の様にざらつく原因になっていた。
AD変換時において符号化する電圧値に熱雑音等による白色雑音が重畳するが、この白色雑音がAD変換時の1bit当りの電位差(以下、1LSBという)より多いと、符号化値にノイズ成分として残る。この雑音は時間によって変わるので、経時変化の無い同一輝度においても各ピクセルがフレーム毎にちらつき、暗時の画像が砂嵐の様にざらつく原因となっている。近年、高解像度化と高画質化の要求により、1ピクセル当りの信号は減少するが分解能は高まる傾向にあるためS/N比は悪化する傾向にある。特にS/N比の低い暗時の画像でこの問題は顕著になっている。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、雑音(ノイズ)の低減を図ることができる画像処理回路、撮像回路および電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明では上記課題を解決するために、画素信号を読み出す固体撮像素子を用いて画像を撮像する撮像回路に用いる画像処理回路において、前記固体撮像素子のリセット時の前記画素信号と露光後の前記画素信号との電位差を取り出すCDS回路と、前記電位差をAD変換する回路と、前記AD変換を複数回繰り返して得られた複数のデジタルコード値に対して加算平均化処理を施す処理手段とを有するAD変換回路と、を備えることを特徴とする画像処理回路が提供される。
【0012】
このような画像処理回路によれば、CDS回路により、固体撮像素子のリセット時の画素信号と露光後の画素信号との電位差とが取り出される。そして、AD変換する回路により、取り出された電位差がAD変換される。また、処理手段により、AD変換を複数回繰り返して得られた複数のデジタルコード値に対して加算平均化処理が施される。

(以上引用)

複数回撮影した画像を合成してノイズを減らす方法は
天体撮影などでコンポジットとしてよく知られていますが、
撮像素子内で一回の撮影でそれを行ってしまうということなのか?
よくわからない。

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コメント

いつも興味深く読ませて頂いています。

拡張感度でない場合、D5はISO102400、PENTAX K-1がISO204800上限みたいですね。
おっしゃるようにSONY製のセンサーになんらかのブレイクスルーがあったんでしょうね。
当該特許公報の技術は拡張感度と変わらないような気もするのですが…(よくわかっていません^^;
銅配線に変わってS/N比がよくなった、とかなのかもしれません。

コメントありがとうございます。
LovePenta.xyzもいつも楽しく読ませていただいています。

ペンタは最近は拡張感度という表現を使っていないので、
実際
どこまで実用できるかが気になるところですね。
D5とK-1が出たら、同じ感度で撮り比べてみたいものです。
(D5買えませんが、、、)

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