・リニアバリアブルフィルター
リニアバリアブルフィルターという光学製品の
存在を知りました。
こういったガラスにコーティングされたプレートです。
これを太陽の光に向けると…
スペクトルを見ることができます。
仕組みを簡単に説明すると、
くさび状に厚さを変えたコートがされています。
ニュートンリングと同じような原理により
薄膜の厚さによって透過する色が決まります。
シャボン玉は石鹸水の膜の厚さが場所によって違うので
虹色模様に見えますが、
それと同じ原理で、コーティングの厚みを
綺麗な線形にすることで実現しています。
パソコンのモニタにかざすと、RGBの三色の
輝線だけが見えます。
モニタは1600万色を表示できますが、
この光の三原色を合成して作りだしているためです。
街灯は光源の種類が分かりませんが
何本もの輝線が出ているようです。
見た目は白ですが。
蛍光灯は
青い部分と緑の部分に強いピークが出ています。
また、黄色からオレンジにかけても光を出しているようです。
三波長型でしょうか。
iPhone6の液晶は、
RGBの画素で構成されていますが、
それぞれの画素の発する波長帯域は意外と広いようです。
と、ここまで説明した所ですが、
デジカメで撮影すると
RGBのベイヤから色を作るため
グリーンとレッドの間のイエローとか波長の部分が
目で見た感じと同じような再現ができないですね。
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