・フルサイズで使えるDAレンズ その1
ついにペンタックスからフルフレーム一眼レフが発売されました。
そこで気になるのがどのDAレンズ(APS-C用レンズ)が
フルフレームでも使えるのか。
メーカーとしては
DA★200mm
DA★300mm
DA 560mm
の三本はFFの収差補正ができるようになっています。
しかし、ネット上では
イメージサークルはFFでもOKというレンズが
何本か紹介されています。
DA35mm F2.4
DA Limited 35mm F2.8
DA Limited 40mm Limited
DA40mm XS
DA50mm F1.8
DA★55mm
DA Limited 70mm
DA 55-300mm
検証の結果に
個人的にスナップ的な撮り方なら気にならないレンズは
DA35mm F2.4
DA Limited 40mm Limited
DA40mm XS
DA50mm F1.8
DA★55mm
DA Limited 70mm
それぞれしっかりチェックしてみました。
レンズ性能がわかりやすい遠景被写体、
リアルレゾリューション撮影です。
・DA Limited 35mm F2.8
開放
中心付近
周辺部(右上)
周辺部は周辺光量落ちが激しく、
正直使い物にならない感じです。
中心部分はさすがの解像力です。
F18
中心付近
周辺部(右上)
絞り過ぎによる回折ボケが発生しています。
周辺部は完全にケラれてしまっています。
絞れば使えるという噂はウソか。
恐らく開放でもケラれているのが
絞るとはっきり見えるのだろう。
しかし、CP+で田中希美男氏が
マクロなら使える、と言っていました。
わかりやすいように面を撮影しました。
周辺光量落ちが麺なので目立ちはしますが、
ケラれない!
マクロだと瞳が遠くなるのが幸いしているのかも
・DA Limited 40mm、DA40mm XS
開放
中心付近
周辺部(右上)
周辺画質かなり厳しいです。
結像してないといっても良い位。
光量も結構厳しい。
F8
中心付近
周辺部(右上)
同心円方向の像の流れがまだあります。
周辺にボケが来る構図であればよいですが
問題なく使えるとは言いがたいです。
被写体によっては使えるか。
・DA smc 55-300mm
Wide端
開放
中心付近
周辺部(右上)
周辺画質はかなり放射方向に流れています。
F11
中心付近
周辺部(右上)
中心はさすがの解像度ですが、
周辺は像の流れが解消しません。
100mm付近
開放
中心付近
周辺部(右上)
周辺光量落ちがひどく、
イメージサークルが足りないぐらいです。
像性能はそこまで悪くはないですが…
F16
中心付近
周辺部(右上)
ここまで絞れば周辺光量落ちも
かなり改善します。
像性能もまあまあなので使えないことはなさそう。
Tele端
開放
中心付近
周辺部(右上)
残念ながら、中心付近もフレアっぽいです。
周辺部の解像は悪く無いですが、光量落ちが大きいです。
F16
中心付近
周辺部(右上)
フレアっぽさが改善されます。
ただし、周辺光量落ちは軽減するものの残っています。
周辺光量落ちを気にしなければ
開放でも使おうと思えば使えるかな。
続きは次回。
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