・白(Wite)とはどんな色? その2
前回は物体色の白についての説明でした。
今回は「光の色の白」です。
色温度がだいたい5500Kで色偏差がプラスマイナス0のとき、
その光は白い光といえます。
夏の日中(13時頃)の太陽の光が白い光です。
ただ、普通に生活をしていると、それ以外にも
たくさん白い光を見ることがあります。
蛍光灯や車のヘッドライト(メタルハライド)とか。
流石に電球は白に感じないと思いますが…。
いろいろな光のもとで、カラーチャートを撮ってみました。
駅構内
LEDの街灯
蛍光灯の街灯
公園の街灯1
公園の街灯2
オフィス
夕方の曇り空
パット見は白い光に見えますが、
実際には全然白くないです。
チャートの右下3つのパッチの色を数値で表して
グラフにするとこんな感じです。
グラフの中心にいれば「白」です。
公園の街灯はどちらもとても色が付いていることが分かります。
見た目は白いのに。
LEDの街灯は青っぽいです。
オフィスもかなり赤っぽい光で白じゃありません。
駅構内はオフィスに近いのですが、緑かかっています。
夕方の曇り空の下が一番白に近い。
このように「本当の白」という色は
数値でも白い光で、
反射率が波長によらず一定のものじゃなければいけません。
デジカメでは、被写体の反射率と光の色を区別できないので
眼では白く見えていても、変な色に撮影されることが多々あります。
コレを制御するのがホワイトバランスという仕組みです。
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