・PENTAX K-1 クロップ vs リアコン
ペンタックスのフルサイズカメラ、K-1では
クロップ機能でAPS-C相当の撮影ができます。
焦点距離は1.5倍、画素数はおよそ1500万画素になります。
クロップのイメージ写真(ファインダー)
一方、DAリアコンは焦点距離が1.4倍になる道具です。
![]() 《新品》 PENTAX(ペンタックス) HD DA AF REAR CONVERTER 1.4x AW[ Lens | 交換レンズ ] |
前回までの検証で、リアコンを用いても
フルフレーム使用ができるレンズが有ることを書きました。
気になるのが、同じレンズを使用した時に
クロップして1500万画素で撮影するのと、
リアコンを用いてフルサイズの3600万画素で撮影するのでは
どちらのほうが解像性能が良いのか。
ボケについては実焦点距離が長いリアコン使用時のほうが
大きくなります。
また、リアコンはDAタイプなので周辺部に画質の影響があります。
比較画像はリアコン無しがF8、
リアコンありがF11です。
開放からの段数を同じにして、収差の影響が少なくなるように撮影。
現像の設定は両方共リアレゾ撮影の、
シャープネスはファインシャープネス+1です。
31mm+APS-Cクロップ(1500万画素) 焦点距離47mm
左側
31mm+リアコン(3600万画素) 焦点距離43mm
右側
リアコンの光学系の分、解像力が落ちるとはいえ
やはり3600万画素というのが強く効いて、
窓の枠や室外機に解像感があります。
周辺部についてはどうか。
31mm+リアコン(3600万画素) 焦点距離43mm
31mm+APS-Cクロップ(1500万画素) 焦点距離47mm
DAリアコンなので、周辺部は解像力が落ちています。
ボケ量を気にしない撮影ならば、
クロップの方が手軽なので良さそうです。
ちなみに、
31mm+リアコン(3600万画素) → (1500万画素にリサイズ)
で同じ画像サイズにして比較するとこんな感じ。
リサイズはフォトショップで行いました。
同じ画像サイズにすると、クロップのほうが手すりが
しっかり見えています。
ただ、線の細さはリアコンリサイズのほうが細くて自然です。
最新設計のDFAFリアコンがほしい。
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