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2016年5月21日 (土)

・ガンマとは

このブログ内の様々な記事で「ガンマ」「γ」
がでてきます。

しかし、ちゃんとガンマについて記載した記事がなかったので
記載します。

昔のブラウン管モニターでは入力された電気信号と
出力される画面の明るさにちがいがありました。
2倍の電圧がかかっても、2倍の明るさになりません。

仮に2倍になるとすると、
入出力関数は下の図のようになります。
3

入力が576とすると
出力も576。
この状態はグラフが直線になっているので
「リニア」な状態といいます。

また、人間の眼の特性もこのブラウン管と同じような特性を持っています。
ブラウン管の入出力関数は下の式で表されます。
2

この式の指数の部分をガンマ値とよびます。
ブラウン管モニターでは長らくこのガンマの値を2.2にしていました。
4
現在は液晶モニタが主流ですが、
この2.2という数値は未だに使われています。
液晶モニタだけでなく、プリンタやスキャナもそれぞれ
独自の特性を持っていて、それぞれをしっかり合わせなければ
正しい画像が表示できません。

写真では、モニターに表示される際にガンマ2.2の補正がかかるので、
それを打ち消すために
ガンマ 1/2.2の入出力関数をかけます。

5

この入出力関数をかけることをガンマ処理と言っています。

ガンマとは2の記事

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