・LvとEvの違い
写真をやってると、Evという概念がよく出てきます。
「エクスポージャーバリュー」のことで、
露出の1段とかと同じです。
一段アンダーで撮る = 1Evアンダーで撮る
ところで、Evと似た概念でLvというものもあります。
Lvは「ライトバリュー」のことで、
明るさを表す単位です。
計算上は Lv = Ev なので、
プロのカメラマンでも、写真屋さんでも
この2つの違いを混同している人も多くいます。
このブログに書いてある記事の中でも間違っているかもしれない。
あらためて、この2つの単位の違いを考えてみると、
Lvは「一段暗くする」とかあまり言わない。
Evはカメラ上でよく使用するために言います。
また、Lvは「夏のビーチはすごい明るいからLv16位かな」とか言います。
なので、
Lvはカメラの外の環境の明るさ(基本的に自分で操作できない)
Evはカメラ内での明るさ(絞りやシャッター速度などで操作可能)
だと考えています。
もし違っていたらお知らせください。
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LVは明るさの絶対値でEVはISO値・F値・シャッター速度との相対値ですが、両方ともISO100・F1.0・SS=1秒を基準値として表記されています。
この基準値に従った場合のみ、LV=EVとなります。
照度計のEV表記も上記基準のため、同様です。
カメラの場合は (測光した値=LV) - (露出変更後のEV) = (カメラが表示するEV) となっており、LVからの変化量だけをEVとして表示するため、少しややこしいですね。
投稿: rituza | 2016年6月11日 (土) 16時55分
式は以下のように記すべきでした。修正します。
(測光した値=LV) - (露出変更後の値=EV) = (カメラが表示するEV)
投稿: rituza | 2016年6月11日 (土) 17時07分
大変申し訳無いです。完全に間違った考えをしていました。
カメラの場合は単純に測光範囲内が18%グレーとなる露出値をEV0として、そこからの変化量を表しているだけですね。
LVの入る余地はありません。
お騒がせしました。
投稿: rituza | 2016年6月11日 (土) 21時16分
rituzaさん
いろいろとご教授ありがとうございます。
カメラではそもそもの大前提があるためにLv=Evとなっているわけですね。
LvとLuxの関係などもいま勉強中なので、
その辺りになると、Lv=Evとは言え無そうですね。
カメラしか考えていなかったため気づかないポイントでした。
ありがとうございます。
投稿: 管理人 | 2016年6月11日 (土) 23時02分
EV=LV2022-01-25火10ニ34
LV(ライトバリュー)は被写体の輝度値(BV)とフィルムの感度値(SV)を足した値。(LV=BV+SV)。つまり、露出計の測光した値です。
EV(エクスポージャーバリュー)はTV+AV、つまり、シャッタースピードと絞りの組み合わせ。つまり、カメラの設定値です。
測光で出る値が[LV]、カメラの設定は[EV]です。おなじ値にカメラに設定すれば、適正露出になります。
EV=LV
ですよね。
しつこくなりますが
「撮影する際にはEV値とLV値は同じ値をさします。」ではなく、
測光して出た値[LV値]をカメラに設定[EV値]するわけです。
投稿: mitomu | 2022年1月25日 (火) 10時58分
mitomuさん
コメントありがとうございます。
結構前に書いた記事なので、今見返すと
まだまだ理解が浅かったなーという部分も多くあります。
被写体の明るさがLV、カメラの設定がEVですが、
適正露出の概念とか、ガンマ後の輝度の値とか考えると
ややこしくなってしまいますね。
投稿: 管理人 | 2022年1月31日 (月) 22時52分