・LAOWA 15mm Macroのレビュー
K-1用の広角レンズが欲しかったので
LAOWA 15mm Macroを買ってしまいました。
良い点
・小さい、軽い。
・広角マクロなのでどこまででも寄れる
・ピントリングが適度な重さでMFしやすい
・APS-Cならばシフトができる!
・鏡筒の作りが結構良い
悪い点
・周辺解像度
・倍率色収差
・ディストーション
・絞りリングが一番前なので間違えて回しやすい
・フードがつけにくい
・Aポジションがないので絞り操作がリングで行う
・レンズ情報が通信できない
まずは自宅チャートでレンズ性能のチェック。
上が絞り開放、下が2段絞ったF8.0です。
軸上色収差はあまりない。
レンズ自体の解像性能は
最近の最新レンズよりは若干低めな感じ。
倍率色収差が大きめ。
かなり気になるのでRAW現像で補正したほうが良さそう。
開放は若干フレアっぽいので
絞るとかなり良くなる。
露出が若干異なりってしまいましたが、
Dead Leavesは絞るとかなりよさ気。
中心付近は白いのに、周辺が青緑に色づいているのは、
広角レンズなので、窓ガラスの色が濃くなってしまうためです。
(その分、レンズ解像なども周辺ほど影響を受けます
それを踏まえての評価です)
中心付近
開放
F8
開放でも絞っても大きな差はない。
周辺
開放
F8
周辺部の流れは開放だとかなり厳しい。
窓ガラスの影響はあるとはいえ、光量落ちも大きい。
天体を撮るのにはやはりサムヤンの14mmが良さそう。
シフトすると、建物のうえの方がすぼむ現象を抑えれれます。
ただ、このレンズはディストーションが結構大きいので、
シフトで建物のパースを整えても
しっかり直線にならないのがもったいない。
更にシフトさせることができるので、
地面ギリギリにある
被写体をあおり気味に撮るのではなく、
シフトさせることで
このレンズでしか撮れない写真が撮れます。
シフトしたので花が直立している。
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