・iPhone7で撮影した写真は色に注意
iPhone7になって、進化した点の一つとして
ディスプレイの色域が広くなり、
より鮮やかな色が表現できることがあります。
DCI-P3という、色域です。
これはシネマなどで使われる色域で、
AdobeRGBよりも赤側の色域が広い色空間です。
そして、iPhone7で撮影した写真も
DCI-P3の色域で記録されています。
これが非常に厄介です。
AdobeRGBの記事で記載したのと同じ問題が起こります。
→iPhone7以外のスマホやパソコンで見ると色が異なる。
(MacはOSレベルでプロファイルに対応しているのでほぼ同じ色になる)
つまり、PCで画像を見たりすると、彩度が落ちたような写真になってしまいます。
特に赤と緑がくすみます。
左;iPhone6
右:iPhone7
ウェブブラウザはプロファイルに対応しているものが多いので
おおむね大丈夫です。
スマホのアプリによっては対応していないかもしれません。
SNS用のアプリとか。
インターネット上で上がっている
iPhone7の写真比較も要注意。
ICCプロファイルが削除された状態でアップロードされていたりすると
正しい色再現になっていません。
色空間に関して何も考慮せずに記載されている記事もあります。
フォトショップなどでsRGB空間に変換されていれば
ほぼ問題ないのですが…。
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上記記事のDCI-P3は誤りで
正しくはApple独自規格のDisplay P3になります。
投稿: 管理人 | 2019年4月16日 (火) 23時26分