・ボケ確認チャートを作成
以前からこのブログでは自作評価チャートで
いろんな確認をしてきました。
このチャートは100均で買ってきたものや、
電塾チャート(←別サイトに飛びます)などを
いろいろ貼り付けたものです。
ノイズや解像度などはこのチャートで確認ができます。
しかし、写真というのは平面被写体を撮ることは少なく
実際は立体物を撮ることのほうが多いものです。
立体物だと、ボケ味等もレンズの性能としては重要な要素になります。
なので、ボケ評価チャートを作ってみました。
こんな感じ。
黒テープのしわとか、見栄えは悪いですが…。
雪の結晶の部分がボケて、ぼけ味がわかります。
とりあえず試しに、2本のレンズを比較してみました。
Tamron 18-50mmF2.8
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PENTAX FA 50mm F1.4
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条件をそろえるために、FAの方もF2.8に絞って比較しました。
Tamron 17-50mmF2.8
FA50mmF1.4
同じAPS-Cの50mmで撮影していますが、画角がかなり異なります。ズームレンズとかだと、
被写体距離によって焦点距離変動が大きく発生する場合があるためです。
(50mmのレンズでもマクロ撮影の時で実焦点距離が40mmになったりする)
焦点距離は基本的に無限遠の被写体を撮影した時が基準になっています。
ピント位置での等倍比較
(クリックで拡大、左:FA50mm 右:tamron17-50mm)
タムロンのレンズはブルーのフリンジ(軸上色収差)がかなり目立ちます。
FA50mmも軸上色収差は大きいのですが、F2.8だと2段絞っていることもあり
ピント位置ではほぼ目立ちません。
ピント位置より後ろの部分
タムロンのズームレンズは後ボケが滑らかでなく、
硬い感じになっています。
また、緑色の軸上色収差が発生していることが分かる。
雪の結晶模様の横の円のボケに
同心円状のムラが発生していることもわかります。
球面収差によるものです。
ピント位置より前の部分
FA50mmは紫のフリンジが発生しており、
タムロン17-50mmはブルーのフリンジが発生しています。
前ボケについても、単焦点であるFA50mmのほうが滑らかでよい。
開放F値も違う単焦点とズームレンズの比較なので、
FAの方が有利なのは当然ですが…。
立体チャートなので置き場所が結構困りますが、
同条件でいろんなレンズの評価ができそうです。
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