・クロスフィルター使用時の絞り
イルミネーションの季節だと
クロスフィルターを使用して写真を撮る方も結構いると思います。
☆クロスフィルター 67mm 6本線タイプ スノークロス 一眼レフカメラ・ミラーレス一眼レフ 交換レンズ用 6ラインクロスフィルター☆【10P18Jun16】 |
このクロスフィルターを使用するとき、F値には注意が必要です。
このように絞って撮影すると、
クロスフィルターで伸びた光芒が途切れてしまいます。
絞るとなんで途切れるのか。
クロスフィルターは下の図のように、
ガラス板に溝が掘ってあるフィルターです。
この図では4本の光芒が出るクロスフィルターの例です。
点光源があると、この溝で回折が発生して光芒になります。
誤解しがちなのが、下の図のように光芒が出ると思っている方が多い。
溝に沿って光芒が出る。
しかし、実際は、下の図のように、点光源周辺の溝で
回折が起こって光が広がることでクロスになります。
回折が充分に大きく起こると、これらがつながって線のようになります。
それぞれの溝で回折光が広がるので、光の干渉も起こります。
回折格子のようなものです。
光の干渉によってクロスフィルターは光芒に虹色が付きます。
絞りが開放の場合は光芒はきれいな線になります。
しかし、絞っていくと、センサに入射する光束が細くなっていくので
クロスフィルタの溝で充分に回折が起こらずに、光芒が途切れてしまいます。
(この考え方、間違っているかもしれません。
間違っていたらご指摘お願いします。)
« ・ハーフNDの効果を手作業で作る | トップページ | 恵比寿ガーデンプレイスがリニューアル »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・面内ブレ(ブラー)を防ぐ(2024.09.12)
- ・星をより輝くように見える現像方法 (疑似ソフトフィルター)(2024.09.01)
- ・アトムレンズの黄変を直す2(2024.08.12)
- ・laowa 10mmF2.8 ZERO-Dを確認(2024.07.31)
- ・laowa 45mm F0.95で星撮影/ホタル撮影(2024.07.28)
コメント