・Laowa15mm とレンズ保護フィルターの影響
Laowa15mmは超広角でありながら等倍マクロ撮影ができるという
かなり特殊なレンズです。
広角で像倍率が1倍のため、ワーキングディスタンスが
非常に短くなり被写体にぶつかることも多々あります。
そのため、保護フィルターを使用するのがおすすめです。
ただし、保護フィルターは画質が劣化するという問題があります。
どの程度劣化するのか確認してみました。
使用したフィルターは、Kenkoから最近発売された
汚れが付きにくいものです。
(Pro1D lotus)
一部拡大
左:無し 右:あり
フィルターありだと
色々な部分にゴースト・フレアーが発生しています。
わかりにくいですが、建物の部分の輝度値も異なっています。
拡大一枚目の左側の建物の壁面だと
無し Y=38
あり Y=45
です。
夜景だとフレアーだとわかりやすいですが、
日中の被写体でも、コントラストの低下など
画質がかなり提言してしまう恐れあり。
マクロを撮影するとき以外はフィルターは使用しないほうが良い。
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いつも参考になっています。
ここまで広角になるとフィルターの影響がようやく解像力面でも見えてくるんですね。
超広角でもPL効果が欲しいときはあり、大型フィルターをアダプタで当てて使用することがありますが
若干ぼんやりした感じになります。どの辺で有意な差が出るのか?詳しく試していませんが、通常の広角域なら比べて気になった覚えがありません。何か考え得る目安はあるでしょうか?
投稿: 通りがかり | 2016年12月20日 (火) 18時10分
コメントありがとうございます。
PLフィルタはガラス板2枚使っているので、普通のフィルターよりも
画質にシビアに影響が出ます。
ただし、PLの効果は写真表現の一つだと思うので、画質とどちらを優先するかは
カメラマンによって異なるのではないかなと考えています。
個人的な感覚だと20mm以下になると周辺部の画質劣化が気になります。
PLフィルタでもガラス自体の厚みが薄い製品があるので、広角の場合は
なるべくそれを使ったほうがいいかと思います。
投稿: 管理人 | 2016年12月21日 (水) 19時44分