・オプティカルブラックとは
デジカメの撮像素子であるCCDやCMOSには
OB(オプティカルブラック)
領域と呼ばれる部分があります。
撮像素子は通電しているので、少なからず電気が流れています。
撮像
素子は光が当たると光電変換を行うので、
この潜在する電流は意味のな
いじゃまな電流です。
その電流の量を計る部分がオプティカルブラック
です。
光学的に遮光してあり常に真っ暗な状態な部分です。
この
部分に流れる電流を引き算した時が
画像としては光が当たっていない「
黒」と言えます。
この引き算をOB減算とか言います。
OB減算なしだと、暗部が浮いていることが分かる。
このOB領域は撮像
素子上でL字型に配置されることが多い。
これは撮像素子の特性や周辺回
路の状況によって、
暗電流の量が撮像素子の上下や左右で異なる場合が
あるためです。
また、OB領域の幅はなるべく多くとったほうが、
平均化されてより正
確な減算ができます。
ただし、幅を広くとりすぎると、
画像とし
て使える有効領域が少なくなってしまいます。
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