・赤と青はデジカメで解像度が低い
デジタルカメラのほとんどでは
色を再現するために、ベイヤーといわれる方式で
色情報を取得しています。
これは撮像素子の上に、ベイヤー配列と呼ばれる
光の三原色のRGBのカラーフィルタを配置しています。
このことより3600万画素のデジタルカメラでも、
緑の解像度は1800万画素、青と赤はそれぞれ900万画素しかありません。
ベイヤーだと解像度が下がることの記事
一般的な被写体であれば、
周辺画素を補間することで色を作りますが、
たとえば真っ赤な実とかだと、周辺に緑しかなかったりして画素が使えないため
900万画素相当の解像に落ちてしまいます。
赤と青の部分の境界
普通のエッジ部分
赤い部分と青い部分の境界はちょっともやもやしています。
特に赤い物や、青色LEDだけで照らされた場所などは
解像度が下がってしまいます。
この問題を解決するためには、foveonのような
三層式のセンサが必要だったり、3CMOSのような
3板方式などがあります。
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コメント
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解像度が低く写るのは、赤や青の補色の物体、緑や黄色では?
投稿: | 2017年2月22日 (水) 07時48分
コメントありがとうございます。
黄色や緑が解像度低くなるという話を初めて聞きました。
後日検証をしてみたいと思います。
投稿: 管理人 | 2017年2月23日 (木) 23時42分