・スポットダイアグラムとは
デジカメのレンズ設計ではレンズの解像度は
非常に重要な要素の一つですが、
ボケ味も大事な要素です。
ボケ味とはレンズの収差のでかたによるものなので
収差図が読めればどんなボケになるのかがわかります。
しかし、収差図では直感的にボケがきれいか汚いかわかりづらい。
そこで、最近ではコンピュータの計算でボケが直感的にわかりやすい
スポットダイアグラムと呼ばれる図も出力されます。
下の図のように、
レンズを格子状に分割し、それぞれの部分に光軸と平行な光線が
入射したときの光線追跡をします。
(緑色の点が入射する光とする)
ここで、赤い線の部分で切った断面図はどうなっているかというと、
こんな感じになります
この図がスポットダイアグラムです。
スポットダイアグラムを見ると、ボケた部分に輪郭が付き
二線ボケの傾向があることがわかります。
« ・PeakDesignの速写ストラップが便利 | トップページ | ・香港に行っていました »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・AI系画像処理ソフトの比較(2023.05.26)
- ・DxO PureRAW3で天体画像のノイズ処理(2023.05.02)
- ・AI生成画像がフォトコンで優勝(2023.04.25)
- ・夜間桜を照らす場合の定常光とストロボの違い(2023.03.09)
- ・ChatGPTで自分だけの画像処理ソフトを作る(2023.02.19)
コメント