・ND1000で暗い場所での露出計算
ND1000は10段も暗くするフィルターです。
たとえば、夕暮れで、シャッター速度が1/32秒の場合に、
ND1000を用いると、必要なシャッター速度は32秒も必要になります。
これによって、長秒で撮影できるので、
水面などが滑らかになります。
夕暮れや夜間でのND1000を用いたときの
露出段数の計算は、私は以下のよう暗算でに行うことが多い。
ND1000をつけて、適正露出でシャッター速度が30秒になる絞りとISO感度を探す。
(30秒までであればカメラが自動で絞りとISO感度を計算してくれます)
仮にISO 200で、F4.0だった場合。
露光時間を8分にしたい場合(8分くらいが我慢の限界)
30秒⇒1分⇒2分⇒4分⇒8分
つまり4段分をISOかF値でつじつま合わせをする必要がある。
F4.0⇒F5.6⇒F8⇒F11⇒F16
つまりF16にすれば、8分露光でも適正露出になります。
ただ、F16まで絞ってしまうと
回折現象による解像度劣化が心配なのでF11にします。
そのため、ISOを200⇒100にすればつじつまが合います。
F11でISO 100にすれば適正露出で撮影可能。
明るい場所での露出の計算方法はこちら
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