・ゲートブリッジと飛行機の軌跡撮影
若洲海浜公園から飛行機の軌跡と
ゲートブリッジが同時に撮影できます。
しかし、よく調べておかないと
全然飛行機が飛んでこなかったり、
不意に飛んできてシャッターチャンスを逃すことも。
写真家の知人に、
飛行機撮影で有用な情報を教えてもらえました。
・離陸、着陸時は向かい風になるように飛ぶ
・flightradar24というアプリで世界中の飛行機の場所がわかる
羽田空港とゲートブリッジと撮影ポイントの
位置関係はこんな感じ。
図の航路のように離陸してほしいのですが、
風の向きによっては、逆向きに離陸したり、
別の滑走路を使ったりします。
理想航路で離陸するには、北方向に離陸するため
北風である必要があります。
そこで、星撮影でも便利なGPV天気予報で風向きをチェック。
丸をつけた辺りが羽田空港なので、
この周辺の風向きが北風なら良い。
肝心のカメラの設定は、
飛行機が離陸してから、画角外になるまで
おおよそ、100秒ほどでした。
バルブ撮影で、1分半ほどで適正露光にするためには、
ISO100、F16位。
ゲートブリッジも白飛びしないようにするには
F45まで絞る必要がある。
(ND64使用でF5.6)
RAW現像で暗部を持ち上げた
F45まで絞れるレンズも少ないし、回折現象が起きるため
ハーフNDを使用したり、ND8などを使用したほうがいい
(ND8を使用すれば、F16)
ゲートブリッジだけ適正になるように撮影して
あとで合成するのも良い。
また、飛行機が離陸するタイミングが
撮影ポイントからでは見えませんが
前述のflightradar24を使えば判断可能。
上の図のように滑走路に入ってくる飛行機があれば
それは理想航路で飛んでくれます。
flightradar24で目的の飛行機が滑走路に入ったら
バルブスタート。
飛行機が滑走路に入らなそうであれば、
その間に、カメラの設定のチェックなどをやっておけばいい。
ちなみに大きい飛行機のほうが、大回りする。
小さい飛行機のほうが小回り。
軌跡を何本も出すには、パソコンなどを用いて比較明合成。
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