・アナモフィックレンズとは
最近の映画では縦横比が21:9といった、
極端に横長なアスペクト比のものがあります。
このような極端に横長の映像だと
撮像素子の縦横比とかなりの差が生じてしまいます。
ほとんどの撮像素子は4:3か3:2です。
たとえば3:2の撮像素子で21:9の画像を得るためには
上下の大部分をクロップすることになります。
そうすると使われない画素がたくさん出てきます。
さらに、縦方向の画素数が不足してしまう。
そこで使われるのがアナモフィックレンズです。
こんな形で、かまぼこ板のようなレンズ。
このレンズは縦方向にギュッと縮める力を持っています。
こんな感じの像になる。
この状態であれば、撮像素子を無駄に使うことはありません。
このように撮影した映像などを
後で画像処理で横に広げれば映画と同じ21:9にすることができます
横方向の解像度は若干劣化してしまいます。
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