・段差補正とは
デジタルカメラのセンサーは
色情報を作るためにベイヤーという色配列になっています。
ベイヤー配列の図
それぞれの画素は赤or青or緑の情報しか得られないため
周辺の画素情報を用いて補完してフルカラーの画像を作ります。
この図では周辺の4画素を用いて補間している。
しかし、センサは製造誤差で画素ごとに微妙に感度が異なります。
特に、ベイヤー配列で赤画素がある行と青画素がある行で
同じ緑の画素でも感度が異なります。
R画素の行のG画素(Gr)と、B画素の有る行のG画素(Gb)の感度の差を表した図
この同じGの画素でもGrとGbで感度が若干異なることを
GrGb段差とか言います。
この段差を補正せずに画像処理を行うと
不自然な縦横シマのノイズがでることがあります。
このGr,Gbの感度差などはセンサ製造時に基準の光源を撮影して
調整値として保存されていたりします。
その情報をもとに段差補正を行います。
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