・K-1 IIの手持ちリアレゾの確認
K-1からK-1 IIに改造して
ある程度使用してみました。
手持ちリアレゾもどんなものかを確認。
・Pentax K-1とK-1IIの画質比較 1
まず最初に危惧していた電池持ち。
RAWにノイズ処理がかけられるアクセラレータユニットを搭載した
PENTAX KPの電池餅がとても悪いことから
ここが一番心配でした。
(ライブビューをするとすぐになくなる
花火撮影や星撮影では予備バッテリー3個ほどは必要)
電池持ちは実感できるレベルで悪化していました。
無印K-1では撮影に行く前に充電を忘れていても、
気にせず一日は撮影することができました。
(私の使い方で)
改造後は、出かける前に満充電をしないと、
途中でバッテリー切れになったり、赤表示になったりします。
特にライブビューを使用すると減りが早い。
とはいえ、KPとは違い、容量の大きいバッテリーのため
満充電さえしておけば、気にせず一日は使えます。
本題の手持ちリアレゾ(RRS)について。
雑誌に載っていた開発者インタビューによると、
これまでのRRSでは、手振れ補正機構を利用して、
各画素にRGBすべての光を当てるようにしています。
手持ちRRSでは、これまでセンサシフトで
一画素ずつずらしていた部分を
手振れの微妙な振動で置き換えているとのことです。
なので、手持ちRRSの時は三脚を使うとだめらしい。
2倍拡大
左:OFF 右:ON
屋根のディティール部分がかなり出ていることがわかります。
手持ちでここまでできるなら十分かも。
2倍拡大
左:OFF 右:ON
木の幹は質感が出ていることがわかりますが、
葉っぱ部分はあまり変化がありません。
低輝度で低振幅の信号がしっかり出てくるという印象。
逆に元からエッジがある部分にはあまり効果がないのか、
風などの動きによってRRSが行われないのか。
少なくとも動き補正は入っているだろう。
2倍拡大
左:OFF 右:ON
この写真では全く効果が見られません。
船の上から撮影したため、RRS4回撮影の
ショット間のずれが大きすぎて合成できなかったのだろう。
手持ちRRSをやる際にはぶれないようにしっかりと構える必要がある。
2倍拡大
左:OFF 右:ON
このシーンでは、空に不自然なノイズが生じてしまっています。
2倍拡大
左:OFF 右:ON
また、木の部分には縞模様のアーティファクトが生じています。
通常のRRSで水面など動くものがあるときに生じるような模様です。
このシーンも撮影時の手振れの周波数がよくなかったのだろうか。
手持ちRRSはハマるとすごく威力を発揮しますが
まだ発展途上で失敗することもあるようです。
ファームアップデートで改善されるかも。
RAWで撮影しておけば失敗したときにも救うことができます。
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