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2018年12月26日 (水)

・動画のレンジ リミテッドとフル

これまで、このブログでは主に写真という静止画について
触れてきました。
しかし、最近は、カメラマンにも動画を撮るスキルを求められています。
パソコンなどで扱えるよう量も増えて、
動画も撮れなければ食べていけないプロカメラマンも多いです。

ただし、動画は、映画系コンテンツと放送系コンテンツで
違う規格があったり、
表示デバイス(ブラウン管テレビ)の制約上、厄介な
制限事項が残ったままになっていたりします。

その一つが動画のレンジ問題。
レンジはダイナミックレンジのレンジと同じような意味です。

写真では当たり前のように、0-255の値(8bit)で画像を作っています。
0_255

しかし、動画のフォーマットの中には、
16-235の値で映像を作っているものもあります。
これはアナログの放送規格の時の制約が
そのまま引き継がれてしまっているためです。
アナログの時は白とびを255にしてしまうと
伝送の揺らぎとかで白とびしなくなってしまう恐れがあるので
余裕をもって235を白とびにしています。

放送系では16-235のレンジですが、
PCで画像データを扱うときは基本的に0-255です。
そのため、16-235の映像を0-255の映像として
間違って読み込んでしまうとコントラストのない
眠い映像になってしまいます。

間違って読み込んでしまったイメージ画像
16235

正しく読み込んだイメージ画像
0255

放送系の規格は
昔のテレビ機器でも見れるように後方互換を非常に重視しています。
HDR規格のハイブリッドログガンマも同様の考えで
規格化されています。

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