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2019年8月

2019年8月27日 (火)

・赤外線はなぜ紫に映る?

リモコンなどの赤外線をデジカメで撮ると
紫に写ります。

Ir-3

そもそも光の波長で考えると紫と赤外線は
全く違う光です。

Ir-6

紫は可視光線の中でも波長の短い紫外線寄り。
赤外線は、可視光線よりも波長が長い赤(目に見えない)。
なぜデジカメで見ると紫になるのか。
それはデジタルカメラの画像処理と仕組みが影響しています。


デジタルカメラは色を表現するために
光の三原色の赤青緑の3つの色の画素を持っています。

Ir-1

それぞれの画素の分光感度
だいたい下のグラフのようになっています。
Ir-2_20190827182301  

デジタルカメラではセンサの前にIRカットフィルターという
赤外線を通さないフィルターが入っています。
人間の目には見えない赤外線をカットすることで
デジカメでの色再現を人間の目に近づけています。

IRカットフィルターの分光特性
Ir-7
可視光域だけを通すバンドパスフィルタとなっています。
このIRカットフィルタとデジカメのセンサのカラーフィルタによって
基本的には赤外線はほとんど受光されません。

しかし、安いカメラなどだと、IRカットフィルタの性能が低く
若干赤外線を通してしまいます。
このとき赤外線リモコンの波長950nm付近の分光感度は
下の図のようになっています。
Ir-3_20190827182501

R,G,Bそれぞれのセンサで1:1:1くらいの強度で受光します。
RGBがそれぞれ1ならば、合わせれば白になるのではないか??
赤外線リモコンの光は白にならなければおかしい!
紫になるのはデジカメの画像処理が影響しています。
その画像処理とはホワイトバランス処理。

一般的な可視光の領域では、緑の画素がたくさんの光を受光します。
Ir-2
そのため、人間の目で見て白い光をデジカメで白に表現するためには
赤と青の光を増幅する必要があります。
Ir-4

もともとR,G,Bの光の強度が揃っていた
赤外線の領域にも同様にRとBが増幅されます
Ir-8

すると、紫になってしまう!

これが赤外線が紫に映る理由です。

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2019年8月24日 (土)

・関東近郊 駐車場から徒歩10分で行ける絶景場所

 デジタルカメラマガジンの2019/9号で
駐車場から10分で行ける絶景場所の特集がされていました。


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私が行った場所で関東近郊、東京から日帰り可能で
駐車場からアクセスが容易な場所を紹介いたします。


〇甘利山
  Resize168765
 駐車場 たくさん停められる
 季節  春-秋 
 徒歩5分
駐車場から山を10分くらい歩くと展望エリアに出ます。
甲府盆地の向こう側に富士山が見える場所。


〇旧御坂みち
Resize168748  
 駐車場 5台くらい
 季節  いつでも
 徒歩0分
河口湖側から入って、旧御坂トンネルの手前。
天下茶屋の前です。
降りてすぐに富士山が見えるポイントがあります。


〇新道峠
Resize168772
 駐車場 4台くらい
  季節  道路は冬季閉鎖
 徒歩10分
写真は第二展望台ですが、第一展望台のほうが眺めがいいです。
夜だと真っ暗な山道なのでヘッドライト必須。
御坂みちよりもひらけているので、迫力があります。


○中野の棚田
Resize168769
 駐車場 5台くらい
 季節  5月上旬がおすすめ
 徒歩0分
甲府盆地を見下ろせる棚田。
水張りの時期を考えると5月の上旬が良い。
夜景と一緒にとっても美しいです。


○小貝川ふれあい公園
  Resize168771
 駐車場 たくさん停められる
 季節  5月後半
 徒歩3分
早朝にポピーとダイヤモンド筑波山が見れます。
最近は比較的有名スポットでもあるので、
たくさんのカメラマンがいます。


○大山千枚田
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 駐車場 10台くらい?
 季節  5月後半がおすすめ
 徒歩1分
東京から一番近い房総半島の棚田。
雨の降った次の日の早朝がモヤが発生して幻想的です。
稲刈の季節までいつでも大丈夫ですが、
水面のリフレクションを考えるなら、5月後半がおすすめです。


○原岡海岸
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 駐車場 15台くらい?
 季節  秋-春がおすすめ
 徒歩0分
南房総にある、海に突き出た桟橋。
冬などの空気が済んでいる時期だと富士山が見えるのでおすすめです。
特に夕方が美しいので、夕方に満潮になる日を狙っていくのが良いです。


○戦場ヶ原
Resize168749
 駐車場 たくさん停められる
 季節  いつでも
 徒歩3分
戦場ヶ原の入り口の赤沼駐車場にたくさん車が停められます。
この写真は国道沿いで撮影していますが、
遊歩道に入って10分くらい歩いたところもまた良いです。
月のある夜だと、月光に照らされた男体山が美しい。


○榛名山
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 駐車場 20台くらい
 季節  いつでも
 徒歩0分
カルデラ湖を挟んで榛名富士が写り込んで見えます。
方角的に日の出の時間帯がきれいです。
冬季は湖面が凍結するので注意。


○チャツボミゴケ公園
Resize168767
 駐車場 たくさん停められる
 季節  いつでも
 徒歩5分
全国でも珍しい、強酸性の水際に群生するチャツボミゴケ。
この写真は三脚を用いていますが、公園内の遊歩道は狭い場所もあり、
人が多いときには使わないように気をつけましょう。


○桃太郎の滝
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 駐車場 3台位
 季節  いつでも
 徒歩5分
群馬の四万温泉の近くにある滝。
川沿いの国道を滝の入口よりも数十メートル先に
駐車スペースがあります。
非常にきれいなターコイズブルーが映える滝。
秋になると紅葉もきれい


○戸隠鏡池
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 駐車場 50台くらい
 季節  いつでも
 徒歩1分
その名の通り、
鏡のように水面の反射が見れることがあります。
背後の戸隠連峰の荒々しさがしっかり表現できるような
描写力のあるレンズを使うのが良いです。
また、広角レンズよりは標準-中望遠で切り取るのが良い。


○えびす講花火大会
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 駐車場 周辺にコインパーキングたくさん
 季節  11月終盤
 徒歩10分
長野市で開催される花火大会。
新幹線で行くことも可能。
全国で有名な花火大会はたくさんありますが、
えびす講花火大会は季節柄もあり、比較的空いている。
屋台と花火のコラボレーションが良いです。

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2019年8月19日 (月)

・ペンタックス K-30の黒死病を修理

しばらく使っていなかった一眼レフを使おうとしたら
撮影画像が真っ暗になっていました。
どうも絞りが絞り込まれて、暗くなってしまっている様子。
Resize168709
このように真っ暗になる。

いわゆる黒死病というやつらしい。
ペンタックスのエントリー機種のK-30とK-50でよく起こる。
普段使わないカメラなので20000円近く出して修理するのはもったいない、
かといって、お気に入りのオーダーカラーなので
捨てたくはない。

Resize168710
クリスタルレッド

ネットで調べてみると、自分で修理している人の記事がいくつか出てきます。
チャレンジしてみました。

参考にしたページ
PENTAX K-30 絞り制御不良 修理方法

PENTAX K-30の絞り制御ブロックの不具合(通称:黒死病)を修理する

基本的な修理の方法は上述のブログにお任せするとして、
私が行ったときの注意点などを記載します。

〇ネジはカメラの大雑把な図+両面テープで管理
Resize168713
ペンタックスのカメラのネジは長さが同じでも、
止めるパーツが金属製か樹脂製かでネジのピッチが異なります。
わからなくならないように上記写真のように管理しておくのが良い。

上面、側面なども同様に管理します
Resize168712

〇コンデンサには触らない
Kondensa
矢印の部分のタンクのようなものがストロボ用コンデンサです。
高電圧の電気が溜まっているので、この周りの回路とか触って
通電してしまうと、
「パーン!」と爆発して感電します。
超ビビります、カメラが修復不可能状態に壊れます。
何が起きたんだ、と5分くらい思考が停止します。
最悪死にます。


幸いなことにコンデンサは絞りブロックとはマウントの反対側なので
今回の修理ではアクセスすることはありません。
但し、分解は自己責任です。
分解すると防滴性も担保されなくなります。

〇犯人のU字型の金具の取り扱い
犯人のU字金具の修理方法には、
・ジャンク品の別のカメラのものと交換
・やすりで削る
・はんだを盛る
の3通りがありますが、
わたしはやすりで削りました。
100均で売っているダイヤモンドやすりで削ったのですが、
削りすぎました。
表面をちょっとざらざらになる程度にしたのですが、
削りすぎて、逆に絞りが開放状態になってしまいました。
Resize168711
白死病??

削る方法だとやり直しがきかないので、はんだを盛る方法のほうがよさそうです。

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2019年8月16日 (金)

・花火と都市風景のRAW現像方法

以前の記事
花火のRAW現像方法1
花火のRAW現像方法2
花火のRAW現像方法3

今回は花火と都市風景を両方撮影してRAW現像する方法です。
前回の花火のRAW現像方法3でも記載していますが、
花火の種類によっては、花火が非常に明るく
風景と同時に取るのが困難な場合があります。
こういう場合には風景と花火をそれぞれ別に撮影して、
後で合成するという方法が使えます。

※合成に拒絶感のある方は、花火撮影中に、
 黒いうちわや帽子でレンズ前を塞ぎ遮光することで
 花火と風景をそれぞれ適正な露出で撮影することも可能。
 
花火の画像
Resize168693
4.8秒 ISO100 F22
KANIリバースハーフND1.2を使用

夜景の画像
Resize168692
140秒 ISO100 F14
KANIリバースハーフND1.2を使用

2つの画像のRAWファイルをPhotoshopに入れます。
Resize168703

まずは花火の方の画像を調整します。
Resize168704
花火の部分だけを着目して露出やホワイトバランスを調整します。

緑の花火の部分の鮮やかさが足りないので、
円形フィルターを用いて緑色の花火を囲い、
右下の範囲マスクを輝度を選択。
輝度範囲を明るい部分だけにして、
花火だけにフィルター効果がかかるようにします。
Resize168705
彩度を上げる、色温度・色かぶり補正で緑の色を調整。
コントラスト・ハイライト・シャドウで色のこさを調整します。

木の板に反射している花火の光も強調します。
Resize168706
同様に円形フィルタで選択して、輝度範囲で
明るい部分だけがセレクトされるようにします。
マスクにチェックを入れると、どこが選択されているかわかります。
Resize168707
色温度・色かぶり補正・露光量・彩度を調整して
反射を強めました。

Resize168708
青い花火はHSL補正タブから
彩度と輝度を上げることで強調します。


続いて、夜景部分の調整です。
露出を思い切ってガツンと明るくしてしまいました。
Resize168694
ホワイトバランスで全体のトーンを青っぽく
Resize168695
ハイライトや白レベルを用いて街の白飛び具合を減らします。
Resize168696 

円形フィルタで街の部分を選択し、
色温度を黄色めにする。
また、彩度や明瞭度を上げて
街並みが豪華に見えるように微調整していきます。
Resize168697

空の平坦な部分はノイズが目立つのでノイズ除去をします。
段階フィルタで空の部分を選択
Shiftキーを押しながら、上から下方向へ選択。
Resize168698
前回の円形フィルタの設定が残っているので
右クリック、部分補正設定を初期化します。
Resize168699
ノイズ低減を強めにかける。

Resize168700 
手前の草の青被りが気になるので
ここも段階フィルタで選択してホワイトバランスを
黄色目にするなどして微調整。

RAWによる調整が終わったら画像を保存。
Photoshopで開きます。

二枚の画像をレイヤーとして読み込む。
ファイル>スクリプト>ファイルをレイヤーとして読み込み
Resize168701

最後に比較明合成。
Resize168702

こんな感じに仕上がりました。

Resize168691_20190816231801

RAW現像は時間をかければかけるほど、自分の理想に近づけることができます。
どこまでやるかは、使える時間との相談になります。

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2019年8月 9日 (金)

・ストップという単位とは

最近発表されたソニーのフルサイズミラーレスα7RⅣ。
6100万画素という圧倒的な解像度に加え、15ストップというダイナミックレンジ。
と記載されています。


ストップとはまた聞きなれない単位です。
ストップはダイナミックレンジを表す単位で、
「段」と同じです。
15ストップは15段と同じ意味です。
何でストップという言い方なのか。

もともとストップとはレンズの絞りを表す言葉です。
日本語でのF値は英語ではf-stopと呼ばれます。
(F Numberも使われる)
絞り〇段分、というところから、露出の段数としても使われるようになり
ダイナミックレンジの段数に使われるようにもなっています。

少し前までは、富士フイルムの中判GFXが14.5段のダイナミックレンジで
デジカメで最大、と言われていたのに、
FFのセンササイズ、6100万画素で15段とは、技術の進歩が速い。

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2019年8月 7日 (水)

・なぜ暗いところでは赤いライトが目に優しいのか

天体撮影などでは
暗いところに慣れた目にまぶしく感じない
赤いライトが重宝されます。
暗いところに目が慣れる(暗順応)までは30分くらいかかります。
しかし、明るいほうに目が慣れるのは一瞬です。

せっかく30分かけて暗順応した眼が
明るいLEDライトとかを見てしまうと
一瞬で見えなくなってしまいます。
赤いライトは暗順応を保ってくれます。
これは何でなのか。

人間の目には色を感知するための錐体細胞と
光のみ感知する桿体細胞があります。
錐体細胞は感度が低く、暗いところでは働きません。
一方、色は感じられませんが桿体細胞は高感度で
暗い場所でも見ることができます。

使われる細胞が違うので、
感じ取れる光の波長(分光感度)も異なります。

Eye

明るいところでは、555nmをピークに大体450nm-650nmまでの光を強く感じられます。
これが明所視感度です。
一方暗いところでは400nm-600nmまでの光を感じられます。
暗いところで目が慣れた状態はこの暗所視感度になっています。
図を見るとわかるように、暗所視感度では赤い光がほとんど感じられません。
そのため、暗順応した眼には赤い光があまり影響ないのです。

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2019年8月 5日 (月)

・パンケーキレンズとは

写真用のレンズの中に、パンケーキレンズと呼ばれる
レンズがあります。
これは、全長がとても短く、
パンケーキのような薄さのレンズを表す俗語です。


 


 

特にペンタックスの40mmのレンズは
レンズ全長が1cmを切る厚みなので
更に薄い、ビスケットレンズと呼ばれていたりします。
一眼レフのパンケーキレンズは40mm前後の焦点距離の物が多いです。
一眼レフのフランジバック(マウント面からセンサまでの距離)も
だいたい40mmちょっとです。

焦点距離40mmとは下の図のような感じ
12
マウント面付近に光学系を持って来れるので
とても薄いレンズにすることができます。

200mmなど望遠のレンズになると、
焦点距離の分、レンズとセンサの距離を離さなければいけないので
レンズも長くなってしまいます。

一方、広角レンズではもっと短くできるのかというと
マウント面よりカメラの内側に入ってしまうと
ミラーと干渉してしまうので、レトロフォーカスタイプという
特殊な設計をしなければいけません。
そうするとレンズ全長が伸びてしまうことになります。

一方ミラーレスのカメラのマウントは
フランジバックが20mm前後であることが多いので、
ミラーレス用のパンケーキレンズの焦点距離は20mm付近のものが
多くなります。

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2019年8月 2日 (金)

・ヒメボタルの撮影方法・注意点

以前にホタルの撮影方法の記事を書きました。

この記事で書いた対象のホタルはゲンジボタルです。

Resize168678 
ゲンジボタルの写真

今回はヒメボタルの撮影方法について記載します。
Resize168679
ヒメボタルの写真

ヒメボタルはゲンジボタルと違い、点滅するように光るので
光が玉ボケになり、写真映えがします。

ただし、ゲンジボタルなどに比べて光も弱く、
生息地も「ホタル観賞会」をやらないような山奥なので
ゲンジボタルの記事の撮影方法に加えてさらに工夫や
注意する点があります。

・ヒメボタルの生息地・生態
ヒメボタルは川がないところにも生息します。
主に山奥の森の中に生息していて
人がなかなか入っていきにくい場所です。
活動する時間も比較的遅く、21時~翌1時くらいが多いようです
(生息地による)

そのため、撮影に行くのも大変で
山奥の車が入れるところまでは車で行き、
そこからは歩き、
夜をまたぎ、早朝に帰宅することになります。

ヒメボタルは飛翔力が弱く、ひざ下くらいまでの高さをよく飛ぶので
三脚もあまり高くする必要はありません。
そのため、軽い三脚でもブレることはあまりない。

 

・ヒメボタルの撮影方法
基本的には以前の記事のゲンジボタルと同じです。
しかし、ホタルの光りも弱いため
玉ボケに撮るためはF2.8よりも明るい単焦点レンズが適しています。
絞りは開放、ISO感度はISO 1600-3200位です。
ただし、絞りを開放にすると口径食で画像周辺の玉ボケが
レモンのような形になってしまいます。
1
円形絞りのレンズの場合は、1段ほど絞ることで口径食が緩和されます。
その分暗くなるのでISO感度を上げる必要があったりなど、バランスは難しいところ。
F1.4のレンズであれば1段絞ってもF2.0なので、ある程度は許容できる。
また、設計が古いレンズだとコマ収差がかなり気になるが、
これも絞ることで軽減することが可能。
2_20190802112201

森の中はISO 10000で60秒露光してもほとんど何も映らないくらい
暗い場所なので、明るいうちに前撮りをしておくのがおすすめです。

Resize168674
F1.8 ISO10000 9分間撮影。
熱ノイズがひどい。

Resize168676
明るいうち(19時くらい)に撮影した背景画像

Resize168675
ホタルの光だけのもの

上記二つの画像を比較明合成
Resize168677

明るいうちに1枚撮影したら、ずれないようにしなければならない。
つまりカメラをそこから動かせません。
前撮りをする場合、
一晩かけて撮れる画像(合成して完成する画像)は、たったの一枚だけ。
一枚の写真のために、真夜中に山奥で撮影するという
結構過酷な撮影です。
ピントだとか露出が間違っていたり
ホタルがいない場所にカメラを構えてしまうと
一晩が丸々無駄になってしまいます。
私は一回、レンズキャップを外し忘れていて真っ暗な写真だけ撮っていたことあり。

苦労して撮影するからこそ、成功した時の喜びは大きい。

 

日が暮れた後に現地に到着し、前撮りができなかった場合
後撮りという手もあります。
夜が明けてきてからカメラを動かさずに背景を撮影する方法です。
ただしこの方法だと、暗い時はわからなかった余計なものが映り込んでいたり、
構図が微妙だったりするリスクあり。


三脚とカメラを数時間にわたりずっと置いておくわけですが、
山の中で人がいても同じようなホタルの撮影目的の人がほとんどなので
基本的に放置していても盗まれることはめったにありません。
(ここは自己責任です)
一晩放置するわけなので、突然の雨に備えて
ビニール袋をカメラにかぶせておくのが良いです。
Dsc_0099
ビニ-ル袋をかぶせておくと、白いので
暗闇でも目立ちやすいという利点もあります。
ただし、このビニール袋がほかの人のカメラの画角に入ってしまうと
嫌がられたり、何か言われることもあるので注意。

また、前撮りをすると撮影できる構図が一つに限られてしまうので、
複数台カメラを持っていくのが良いです。


・ヒメボタルの撮影時の注意
ゲンジボタルなどに対し、ヒメボタルの有名撮影場所だと
光に対して非常にうるさい人もいるので注意しましょう。
また、ホタルは光を浴びると光らなくなったりします。
ホタルの生態保護のためにもなるべく光は出さないほうが良い。


〇撮影中の三脚とカメラの管理の注意
撮影中はインターバル撮影を行うので
基本的にカメラは放置状態です。
三脚をセットする場所はほかの人の邪魔にならない場所にします。
通路とかに置いていたために、倒されても文句は言えません。

暗闇で、ほかの人に三脚があることを知らせたり
自分の三脚がどこにあるかを知るために
多少目立つようにするのはよくある方法です。
上記に記載したようにカメラにビニール袋をかぶせるのもよい。
もしこれが嫌がられる場合、下に白い紙を敷くのも手です。
地面部分であればほかの人のカメラに映りこみにくい。

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誰もいない山奥であれば、弱光量のLEDライトを地面に置いたりもします。
Imgp0005
100円ショップで購入したLEDライト。
LED部分を黒テープで覆うことで非常に暗いライトにしています。
3mくらい近づくとようやく見える程度。
あまり明るいと、ホタルに影響があるばかりか、
自分の撮影している写真にもその光が映り込みます。
場所によってはご法度ということもありますのでご注意ください。
あくまでも、ホタルの生息地で「撮影させてもらっている」
という意識を持つことが大事です。


〇移動時の注意
森の中は非常に暗いのでなるべく移動しないほうがいいですが、
どうしても移動が必要になることもあります。
月が出ている夜などであれば、暗闇に慣れた目であれば
ある程度見えるのですが、月がない夜だと本当に暗闇です。
安全のためにライトは使用したほうが良いです。

星の撮影などでは、
暗闇に慣れた目に優しい赤いライトが重宝されますが
ホタル撮影時はNG。
赤い光は自然には存在しないので
たとえすごい遠くでも、
映り込んでいると非常に違和感があります。
Resize168680  
左のほうで誰かが赤いライトをつけている。
赤いライトよりは白いライトや電球色のライトで
光量が小さいものが好ましい。

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〇撮影時の設定の注意
基本的にはホタルの撮影で記載した内容の通りになります。
最近のカメラだとバリアングル液晶で、液晶画面を閉じることができるので
撮影中は閉じておくのが良い。
閉じられない液晶の場合は、表示をOFFにしたり、輝度を最小にするなどが必要。
また、メモリーカードのアクセスランプも何気にまぶしいので
黒テープで隠すとよいです。
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