・パンケーキレンズとは
写真用のレンズの中に、パンケーキレンズと呼ばれる
レンズがあります。
これは、全長がとても短く、
パンケーキのような薄さのレンズを表す俗語です。
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特にペンタックスの40mmのレンズは
レンズ全長が1cmを切る厚みなので
更に薄い、ビスケットレンズと呼ばれていたりします。
一眼レフのパンケーキレンズは40mm前後の焦点距離の物が多いです。
一眼レフのフランジバック(マウント面からセンサまでの距離)も
だいたい40mmちょっとです。
焦点距離40mmとは下の図のような感じ
マウント面付近に光学系を持って来れるので
とても薄いレンズにすることができます。
200mmなど望遠のレンズになると、
焦点距離の分、レンズとセンサの距離を離さなければいけないので
レンズも長くなってしまいます。
一方、広角レンズではもっと短くできるのかというと
マウント面よりカメラの内側に入ってしまうと
ミラーと干渉してしまうので、レトロフォーカスタイプという
特殊な設計をしなければいけません。
そうするとレンズ全長が伸びてしまうことになります。
一方ミラーレスのカメラのマウントは
フランジバックが20mm前後であることが多いので、
ミラーレス用のパンケーキレンズの焦点距離は20mm付近のものが
多くなります。
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