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2019年8月 2日 (金)

・ヒメボタルの撮影方法・注意点

以前にホタルの撮影方法の記事を書きました。

この記事で書いた対象のホタルはゲンジボタルです。

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ゲンジボタルの写真

今回はヒメボタルの撮影方法について記載します。
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ヒメボタルの写真

ヒメボタルはゲンジボタルと違い、点滅するように光るので
光が玉ボケになり、写真映えがします。

ただし、ゲンジボタルなどに比べて光も弱く、
生息地も「ホタル観賞会」をやらないような山奥なので
ゲンジボタルの記事の撮影方法に加えてさらに工夫や
注意する点があります。

・ヒメボタルの生息地・生態
ヒメボタルは川がないところにも生息します。
主に山奥の森の中に生息していて
人がなかなか入っていきにくい場所です。
活動する時間も比較的遅く、21時~翌1時くらいが多いようです
(生息地による)

そのため、撮影に行くのも大変で
山奥の車が入れるところまでは車で行き、
そこからは歩き、
夜をまたぎ、早朝に帰宅することになります。

ヒメボタルは飛翔力が弱く、ひざ下くらいまでの高さをよく飛ぶので
三脚もあまり高くする必要はありません。
そのため、軽い三脚でもブレることはあまりない。

 

・ヒメボタルの撮影方法
基本的には以前の記事のゲンジボタルと同じです。
しかし、ホタルの光りも弱いため
玉ボケに撮るためはF2.8よりも明るい単焦点レンズが適しています。
絞りは開放、ISO感度はISO 1600-3200位です。
ただし、絞りを開放にすると口径食で画像周辺の玉ボケが
レモンのような形になってしまいます。
1
円形絞りのレンズの場合は、1段ほど絞ることで口径食が緩和されます。
その分暗くなるのでISO感度を上げる必要があったりなど、バランスは難しいところ。
F1.4のレンズであれば1段絞ってもF2.0なので、ある程度は許容できる。
また、設計が古いレンズだとコマ収差がかなり気になるが、
これも絞ることで軽減することが可能。
2_20190802112201

森の中はISO 10000で60秒露光してもほとんど何も映らないくらい
暗い場所なので、明るいうちに前撮りをしておくのがおすすめです。

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F1.8 ISO10000 9分間撮影。
熱ノイズがひどい。

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明るいうち(19時くらい)に撮影した背景画像

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ホタルの光だけのもの

上記二つの画像を比較明合成
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明るいうちに1枚撮影したら、ずれないようにしなければならない。
つまりカメラをそこから動かせません。
前撮りをする場合、
一晩かけて撮れる画像(合成して完成する画像)は、たったの一枚だけ。
一枚の写真のために、真夜中に山奥で撮影するという
結構過酷な撮影です。
ピントだとか露出が間違っていたり
ホタルがいない場所にカメラを構えてしまうと
一晩が丸々無駄になってしまいます。
私は一回、レンズキャップを外し忘れていて真っ暗な写真だけ撮っていたことあり。

苦労して撮影するからこそ、成功した時の喜びは大きい。

 

日が暮れた後に現地に到着し、前撮りができなかった場合
後撮りという手もあります。
夜が明けてきてからカメラを動かさずに背景を撮影する方法です。
ただしこの方法だと、暗い時はわからなかった余計なものが映り込んでいたり、
構図が微妙だったりするリスクあり。


三脚とカメラを数時間にわたりずっと置いておくわけですが、
山の中で人がいても同じようなホタルの撮影目的の人がほとんどなので
基本的に放置していても盗まれることはめったにありません。
(ここは自己責任です)
一晩放置するわけなので、突然の雨に備えて
ビニール袋をカメラにかぶせておくのが良いです。
Dsc_0099
ビニ-ル袋をかぶせておくと、白いので
暗闇でも目立ちやすいという利点もあります。
ただし、このビニール袋がほかの人のカメラの画角に入ってしまうと
嫌がられたり、何か言われることもあるので注意。

また、前撮りをすると撮影できる構図が一つに限られてしまうので、
複数台カメラを持っていくのが良いです。


・ヒメボタルの撮影時の注意
ゲンジボタルなどに対し、ヒメボタルの有名撮影場所だと
光に対して非常にうるさい人もいるので注意しましょう。
また、ホタルは光を浴びると光らなくなったりします。
ホタルの生態保護のためにもなるべく光は出さないほうが良い。


〇撮影中の三脚とカメラの管理の注意
撮影中はインターバル撮影を行うので
基本的にカメラは放置状態です。
三脚をセットする場所はほかの人の邪魔にならない場所にします。
通路とかに置いていたために、倒されても文句は言えません。

暗闇で、ほかの人に三脚があることを知らせたり
自分の三脚がどこにあるかを知るために
多少目立つようにするのはよくある方法です。
上記に記載したようにカメラにビニール袋をかぶせるのもよい。
もしこれが嫌がられる場合、下に白い紙を敷くのも手です。
地面部分であればほかの人のカメラに映りこみにくい。

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誰もいない山奥であれば、弱光量のLEDライトを地面に置いたりもします。
Imgp0005
100円ショップで購入したLEDライト。
LED部分を黒テープで覆うことで非常に暗いライトにしています。
3mくらい近づくとようやく見える程度。
あまり明るいと、ホタルに影響があるばかりか、
自分の撮影している写真にもその光が映り込みます。
場所によってはご法度ということもありますのでご注意ください。
あくまでも、ホタルの生息地で「撮影させてもらっている」
という意識を持つことが大事です。


〇移動時の注意
森の中は非常に暗いのでなるべく移動しないほうがいいですが、
どうしても移動が必要になることもあります。
月が出ている夜などであれば、暗闇に慣れた目であれば
ある程度見えるのですが、月がない夜だと本当に暗闇です。
安全のためにライトは使用したほうが良いです。

星の撮影などでは、
暗闇に慣れた目に優しい赤いライトが重宝されますが
ホタル撮影時はNG。
赤い光は自然には存在しないので
たとえすごい遠くでも、
映り込んでいると非常に違和感があります。
Resize168680  
左のほうで誰かが赤いライトをつけている。
赤いライトよりは白いライトや電球色のライトで
光量が小さいものが好ましい。

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〇撮影時の設定の注意
基本的にはホタルの撮影で記載した内容の通りになります。
最近のカメラだとバリアングル液晶で、液晶画面を閉じることができるので
撮影中は閉じておくのが良い。
閉じられない液晶の場合は、表示をOFFにしたり、輝度を最小にするなどが必要。
また、メモリーカードのアクセスランプも何気にまぶしいので
黒テープで隠すとよいです。
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