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2019年11月

2019年11月23日 (土)

・ミラーレスだとゴーストが発生しやすい

スマホのカメラはどのメーカのものもゴーストがよく発生します。

Resize170047

これは単純にレンズコーティングの性能差というわけではなく
構造上避けられない問題もあります。

主なゴーストはレンズ内の面間反射によって起こります。
Gost-1

レンズ内で反射した光がセンサに入ってくることでゴーストとなります。

このゴーストはレンズとセンサの距離が近いほど発生しやすくなります。

Gost-2

センサとレンズが遠ければ、レンズ内で反射した光は
センサの外に逃げていきやすい。
しかし、センサとレンズが近い場合、レンズ内で反射した光は
センサに入ってしまう。

このように、センサとレンズの距離が非常に近いスマホでは
どうしてもゴーストが発生しやすくなってしまいます。

また、同様の考えで、
センサとレンズが近い、ミラーレス専用設計のレンズと
ミラーレスカメラでは、一眼レフに比べてゴーストが発生しやすくなります。
レンズ設計者は、ゴーストが発生しにくくなるように工夫した設計を心掛けている。
コーティングでゴーストを防ぐのは最後の手段です。

 

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2019年11月16日 (土)

・Kenkoスターリーナイトフィルターを確認 実写編2

数値評価
実写1

数値での評価では
KANIのフィルターと比較すると全体的に透過する光が多く
フィルターなしとの露光段差が少ないのですが、
光害カットの効果は若干劣るという結果でした。

ただし、前回の実写評価では、
KenkoとKANIで差分があまりありませんでした。
しかし、この時撮影した場所はあまり条件が良くなく
そもそも星があんまり見えない状態でした。

ようやく星のきれいなところで比較撮影ができたので
結果を記載します。

フィルターなし
Resize169841

ケンコースターリーナイトフィルター
Resize169842

KANIのLPRFフィルター
Resize169843

フィルターを付けると大体1段分くらい暗くなるため
フィルターありの時は絞りを一段明るくして撮影。

RAW現像でホワイトバランスや処理をほぼそろえた結果。
フィルターなし
Resize169838

ケンコースターリーナイトフィルター
Resize169839

KANIのLPRFフィルター
Resize169840

馬頭星雲付近を拡大
_raw_f58907648_all

今回、露出をそろえるために、
フィルター有りと無しでF値を変えてしまったのが失敗した。
フィルター有りだと絞り解放のため、収差が出て像が甘い…。

しかし、馬頭星雲などの赤い星雲はフィルターなしよりもフィルター有りが
より濃く出ています。
また、KenkoとKANIを比較すると、濃度の濃いKANIのフィルターのほうが
より濃く出ています。

オリオン座全体の画像
_raw_f58907648_all1

フィルターなしでは赤いバーナードループがほとんどわかりませんが
光害カットフィルタがあると、より浮かび上がってきます。
特にKANIフィルターだと簡単に認識できるくらい浮かび上がっている。

星のある程度場所でもかなり効果があることがわかります。

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2019年11月12日 (火)

・ミラーレス専用レンズならではの優位点2

前回は、収差補正を画像処理で行うという観点での
優位性を書きました。
今回は、光学設計としてのミラーレス専用レンズの優位性について記載します。

光がレンズによって強く曲げられる
(大きく屈折する)と収差も大きくなりがちです。
これは、光の波長ごとに屈折角が異なるため、
強く曲げると、より色が分離してしまうためです。

Resize169833

レンズの中に入ってくる光は、
中心付近はあまり屈折せず、
周辺付近は大きく屈折します。

Resize169837

周辺部の像はコマ収差が発生している。
これを光学的に補正するためには
レンズの中心部を通る光と
レンズの周辺部を通る光で
それぞれ屈折を変える必要があります。

Resize169834

上の図では、一番目のレンズ(一番左のレンズ)は中心を通る光束と
周辺を通る光束が別の場所を通っている。
この場合は、中心部と周辺部で光を分離して考えることができます。
しかし二枚目と三枚目のレンズでは
レンズ内の同じ場所を通っている。
分離ができない。

つまり、一枚目のレンズを非球面にして
中心と周辺の屈折を変えることで、周辺部の収差を軽減することができます。

光学設計としてレンズ収差を軽減するには
このように非球面レンズを使ったりするのが効果的。

ミラーレス専用レンズはどうなっているか。

Resize169835

最初の図と比べて違う部分は
一番目のレンズの大きさ。
一番目のレンズが小さくなったことにより、
このレンズでは中心部と周辺部の光束の分離ができません。

しかし、撮像素子に一番近い部分にレンズを入れることで
このレンズで光束の分離ができています。

比較
Resize169836

ミラーレス用ではフランジバックが短い分、
撮像素子のぎりぎりの場所までレンズを入れることができます。
この図は模式的に書いたので、ミラーレス用のほうが
レンズ枚数が多くなってしまっていますが、
実際はレンズ設計によって枚数が違ってきます。


一眼レフ用では主にレンズの前玉側で収差を補正
ミラーレス用では主にレンズの後玉側で収差を補正します。
前玉側で収差補正を行おうとするとレンズが大きくなり、
また、大きなレンズを非球面にしたりなどコストがかかります。
一方、後玉側で補正するミラーレス用レンズでは
レンズの玉を大きくする必要がありません。
この分が、レンズのコストや重さに効いてきます。

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2019年11月 3日 (日)

・100均のSDカードリーダーの恐怖

最近は100円でSDカードリーダーが買えます。
便利な世の中になった反面、
安いものにはそれなりの理由があります。

先日、撮ってきた写真をPCに取り込もうとして
100円カードリーダにSDカードをさして
写真を取り込んでいる途中、急にデータを読み込めなくなりました。

Resize169829
問題のカードリーダ

一旦カードリーダからカードを抜き、差し直したところ
「フォーマットする必要があります」と出ました。
何度差し直してもダメ。
撮影に使ったカメラに入れても、画像が読み込めない。
カード内のデータが壊れてしまいました。

これはショックです。
夜中に頑張ってでかけて撮影したデータが全てダメに。

ネットで調べてみると、
安いカードリーダははんだ付けがテキトウで
接触が悪くなっている箇所があり、
ファイル読み取り中に接触不良が起こり
データが壊されるとのこと。

分解をしてみました。
Resize169827

Resize169828

この製品は特にハンダの接触不良は見つかりませんでしたが
基盤内部などに問題があるのだろう。

ところで、壊れたSDカードですが、
実際に壊されたのは中のデータを管理する
インデックスが壊れてただけのことが多々あります。
インデックスがないので通常は読み取れないのですが、
データ自体は残っています。
この残っているデータを吸い出すツールがあります。

PhotoRecというツール

ファイル復旧ソフトには色々種類があり
検索すると有償版ばかり出てきます。
ただ、このソフトは無償で、かんたんに復活できました。
使い方もかんたんだし、
「PhotoRec」で検索すれば、日本語の解説ページもたくさん出てきます。

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