・Kenkoスターリーナイトフィルターを確認 実写編2
数値での評価では
KANIのフィルターと比較すると全体的に透過する光が多く
フィルターなしとの露光段差が少ないのですが、
光害カットの効果は若干劣るという結果でした。
ただし、前回の実写評価では、
KenkoとKANIで差分があまりありませんでした。
しかし、この時撮影した場所はあまり条件が良くなく
そもそも星があんまり見えない状態でした。
ようやく星のきれいなところで比較撮影ができたので
結果を記載します。
フィルターを付けると大体1段分くらい暗くなるため
フィルターありの時は絞りを一段明るくして撮影。
RAW現像でホワイトバランスや処理をほぼそろえた結果。
フィルターなし
今回、露出をそろえるために、
フィルター有りと無しでF値を変えてしまったのが失敗した。
フィルター有りだと絞り解放のため、収差が出て像が甘い…。
しかし、馬頭星雲などの赤い星雲はフィルターなしよりもフィルター有りが
より濃く出ています。
また、KenkoとKANIを比較すると、濃度の濃いKANIのフィルターのほうが
より濃く出ています。
フィルターなしでは赤いバーナードループがほとんどわかりませんが
光害カットフィルタがあると、より浮かび上がってきます。
特にKANIフィルターだと簡単に認識できるくらい浮かび上がっている。
星のある程度場所でもかなり効果があることがわかります。
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