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2020年3月18日 (水)

・パノラマ写真の撮り方(合成編)

前回(撮影編)

撮影した後は合成です。
複数の画像をつなぎ合わせて一つの画像にするのですが、
単純に並べるだけだと、境目などがきれいにできません。
なので、専用の画像処理ソフトを使います。

パノラマ画像をつなぎ合わせることをスティッチといいます。
画像処理ソフトの定番といえばフォトショップ。
フォトショップでもパノラマ合成機能があります。

ファイル→自動処理→Photomargeを選択
ここから合成処理に入ります。


その前に、きれいに合成するために、
RAW現像処理もしっかりやっておくことをお勧めします。
RAW現像処理では以下の点に注意。

 

・ホワイトバランスはすべての画像で揃える
 ホワイトバランスがそろっていないと、
 つなぎ目が目立ってしまいます。
 AWBだと各画像が微妙に違っていたりするので注意。
 
・露出をすべての画像で揃える
 露出も同様に、そろっていないとつなぎ目が目立ちます。
 撮影時にマニュアル露出で撮ればほとんど問題ありません。
 もし、そうでないならば、ヒストグラムを見て、なるべく近づくように
 露出を微調整します。
 
・レンズ収差補正を行っておく
 特に問題となるのが、周辺減光歪曲収差
 合成時にも補正ができますが、RAW現像時に補正しておいたほうが
 きれいに仕上がります。


さて、合成のほうの話に戻ります。
Photomargeを選択すると下のようなウィンドウが開きます。

Photo_20200318213001

参照ボタンを押して、合成する画像を選びます。

レイアウトは自動でも割としっかりできますが、
星空の合成だと、星が点光源で位置合わせが難しいので、
「円筒法」を選んでおくとよい。


下のほうにあるチェックボックスですが、
「周辺光量補正」をすると、色飽和が起こったりする場合があります。
RAW現像時にしっかりと補正しておけば問題ないので、
ここはチェックを外したほうが良い。

「歪曲収差の補正」もRAW現像時に補正していますが、
チェックを入れたほうが比較的つなぎ目がきれいになりそうです。

歪み補正オフ
Default

歪み補正オン
Distotion_crrect

「コンテンツに応じた~」は好みです。
後で長方形に切り出す際に、チェックしておいたほうが
切り出しやすいかも。


最後にOKボタンを押してしばらく待てば完成します。

フォトショップを持っていない方は
フリーのソフトでもパノラマ合成できます。

ICEというソフトが簡単に合成できました。
Ice
その他、合成ソフトをまとめたサイトを見つけたため
リンクを張っておきます

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