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2020年7月22日 (水)

・新しい演色評価指標

長い間、照明の色再現性を評価する指標として
CRIという指標でRaという値が使われてきました。

・色再現と光源

・演色性が高くてもすべての色が再現できるわけではない

この演色性の高いLED照明は高価でなかなか手の出る品物ではありませんでした。
しかし、最近ではAmazonをはじめ、ネット通販でかなり格安に購入することができます。


 

ただし、中国製の安いLEDの中には気を付けなければいけないものもあります。
LEDであればRa=98あれば演色性がかなり高いもの、といえるのですが、、、。

標準演色評価数Raは下の図の1-8番のパッチの色再現だけ見ます。
9-15番のパッチを含めたものを特殊演色評価指数と呼ばれます。
日本人の肌の平均の色がNo15のパッチなので、日本のJIS規格でのみ用いられます、

14_20200722221401

安い照明の中には、この8個のパッチの色さえ良くなるように製造されたものがあります。
そうすれば演色性Ra=98と、あたかも高品質なLEDのように謳えます。
確かに測定の数値上はRa=98なのですが、パッチ以外の色は全然ダメということもある。


そこで新しく提案された規格がTM-30-15というものです。
この規格では99色のパッチが用いられます。
また、規格の中に指数としては
Rf:色忠実度指数
Rg:色域指数
という二つの値があります。
色の忠実度だけでなく、
各色相がどの方向に色が回ってしまうかも算出ができます。

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