・トリミング前提で撮影の構図を考えてみる
写真の構図を決めるのは撮影時に
ファインダーで決めるのが前提です。
しかし、場合によってはトリミングを前提として
撮影時に構図を決めることもあります。
無駄な芝生部分が画面下部を占めていますが
ここはトリミングでカットすることを前提としました。
画像下部を大幅にカットすることで
建物をシフトレンズで撮影したかのように正立させることができました。
また、この写真は画像下部の水面がかなりの面積を占めています。
しかしこれはトリミング前提で、横幅を稼ぐためにこの画角で撮影しました。
トリミング後
特にこのシーンでは、
画像の下のほうの、水面が明るくなっているところをを
あえてカットすることで、全体的にアンダーなトーンに仕上げています。
この場所は背景の山が低く、4:3だと
空が写りこんでしまう。
空を感じさせないことで、山奥という感じを出すことができます。
そのほかには、望遠が足りない場合、
後でトリミングして対応することを前提に構図を決めることもあります。
(鉄道の人にとっては邪道のようですが)
この写真は、水族館で望遠側が200mmしか持っていかなかった時のものです。
トリミングという考え方というよりは、
APS-Cや4/3サイズセンサのカメラで撮ったように
「クロップ」として使用することもできます。
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