・角形フィルター多用時Tips2
以前の記事で、平行平面板があると
ゴーストが発生しやすいと記載しました。
保護フィルターなどは最もなるものです。
円形フィルターだとどうしようもないのですが、
角型フィルターでは、条件によっては回避する手法があります。
下の写真はかなり厳しい条件で再現したものです。
角型フィルターを普通に使用
盛大にゴーストが発生してしまっています。
わかりやすいように、何もコーディングされていない
ただのガラス板を用いていますが…。
ゴーストが発生しにくいように対策して使用
ゴーストゼロではないですが、減っていることがわかります。
さて、何をしたのかというと、、、
普通に使用したとき
センサに対して平行にフィルターを差し込んでいます。
これが普通の使い方。
対策をした方法
あえて斜めにフィルターを差し込んでいます。
これによって、フィルター面で反射した光が
外部に逃げやすくなるので、ゴーストが減ります。
ND1000など濃いフィルターでは
外光が侵入してしまうのでこの手法は使えません。
ハーフNDなどで、太陽が画角に入るような構図では
効果がある場合があります。
(特に光源が端っこにある時のほうが効果が高い)
どうしてもゴーストが気になる場合は試してみてもよいでしょう。
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