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2021年3月

2021年3月25日 (木)

・角型フィルタを使うときの装着順


角型フィルタはフィルタホルダに
2枚-3枚重ねて使うことができます。

例えば、ハーフNDとND64とか、
光害カットフィルタとハーフNDとか。

長秒露光する際はND1000とかとても暗いフィルタを使う場合は
装着順を気をつける必要があります。

例えば、下の図のようにハーフNDとNDを使う場合。
17_20210325220201
この図ではNDをレンズ側につけています。
ND10000とハーフND0.9を組み合わせて撮影した写真
Resize176519  

波を長秒で流して、ハーフNDで空を減光しています。
次の写真も同様のフィルターで撮影したものです。
Resize176520_20210325220201

画面下部の岩のシャドー部などがフレアっぽいのがわかります。
これは、ハーフNDをレンズ側に付けたために起こりました。

Photo_20210325220301
上の写真のフィルターとフィルターの隙間(みどり矢印)から
光が漏れ込んでくるため。

ND64くらいであればそんなに気にならないですが、
特にND1000以上の濃いフィルター使用時は
濃いNDを一番レンズ側につけることが重要です。

 

2021年3月17日 (水)

・ナローバンドフィルターを購入

天体撮影用のナローバンドフィルターを購入しました。
ナローバンドとはバンドパスフィルタの一種で
通す波長域が非常に狭いものです。

通す光の量が非常に少なくなるので、
フィルターなしと比べると露光時間が長くなります。

都内で空を撮影。
フィルターなし:0.8秒露光
Resize176514

フィルターあり:20秒露光
Resize176515

同じ露出にするのに4.5段分ほども明るく撮影する必要あり。

拡大
左:フィルターなし 右:フィルターあり
 Nonfilter_all

露光時間はとても長くなりますが、
明らかにフィルターありでは星がたくさん写っています。

下の図は東京の夜空の分光分布の例です。
Nallow-1

特定の光源である波長域に強く光が出ていることがわかります。
今回使用したナローバンドフィルターの分光透過率は以下です。

Nallow-3


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このフィルターを通すと、夜空の分光分布は
下のグラフの緑線のようになります。
都会の空の邪魔な波長域をほとんどカットしてくれている。
5_20210317210901

ただし、ナローバンドフィルターは
通す光の色が極端に偏るため、カラーバランスが著しく崩れます。
左下に写った建物が真っ赤になったり、
星の周りに赤いハロが生じたり。


ではこのフィルターはなんのために使うのか。
赤い星雲を都会でも強調して撮影する事ができます。
下の写真のような赤い星雲は
656nmの波長で光っています。

Resize176516

ただし、この光はかなり弱いので、都会の光害に埋もれてしまいます。
Nallow-4

しかし、このフィルターを通したあとだと、
赤い656nmの光と、青い星雲の約500nmの光しか通さないので
赤い星雲を強調表示することが可能です。

Nallow-2


左:フィルターなし 右フィルターあり
Nallow-1_20210317211001

露光時間以外の設定は変えていません。
(ホワイトバランスだけは変更)


白枠で囲った部分にフィルターありだと
赤い星雲が浮かび上がっていることがわかります。
この赤い星雲は非常に淡く、都会で撮影するのは
非常に困難なものですが、しっかりと
赤い星雲を強調してくれている。

このフィルターを使った作例
Resize176518

Resize176520

Resize176517

よしみカメラで販売しているクリップタイプは
マウント側に入れるフィルターのため、
角度依存が少なく、広角でも使えるのでお勧めです。

2021年3月12日 (金)

・夢のグローバルシャッターが現実的に

ソニーから大判のグローバルシャッターセンサーが発表されました。

リンク

センサーサイズは3.6型(対角56.73mm。46.2×32.9mm)
3.6型というとわかりにくいですが、
ペンタックスの645Zや富士フイルムの中判とほぼ同じ大きさ。
フルサイズセンサーより大きいです。

グローバルシャッターの利点としては、
フリッカーによる影響がない、ローリングひずみがない、ストロボ同調速度を気にしなくてよい。
の3つです。

今回発表されたセンサーは産業用途。
主に工場のラインで、高速流れる製品の品質チェックとかする際に用いられる。

早くコンシューマカメラに普及してほしい、が何が課題なのだろう。

1:値段が高い。
このセンサ、値段は150万円。
センサだけでこの値段。普通に買える値段ではありません。


2:画質的な問題
最近の撮像素子は非常に広いダイナミックレンジを持っています。
大体14段~15段。
シャドー側のノイズが少なくなっていて、段数が上がっています。
言い換えると、高感度にも強くなっています。
グローバルシャッターになると、撮像素子に専用の回路が必要になるだろう。
各画素の開口が小さくなるなどで、今の通常センサよりも劣化が予想されます。

コンシューマカメラでも、一昔前のセンサよりは十分良い画質を出すと思いますが
他社や過去機種と比較されて、ネットでぼろくそ書かれるのが今の世の中…。


コンシューマカメラに導入されるのはもう少し先なのかも。

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2021年3月 6日 (土)

・UHS-II規格のSDカード

ようやくペンタックスのK-3IIIで
UHS-IIの規格のSDカードに対応することになりました。

他社の動画に力を入れた機種や上位機種では
すでに対応していることが多い。

あらためて、UHS-IIについて簡単に説明します。



左:UHS-Iのカード 右:UHS-IIのカード

Resize176496_20210306132201

端子の数を見れば一目瞭然ですが
UHS-Iは1行。
UHS-IIは2行端子があります。

とは言え、UHS-IIのカードがUHS-Iのリーダやカメラに使えないわけではなく
下位互換があります。

UHS-IIのカードで、UHS-II対応スロットだと
端子数も多く、読み出し書き込みスピードがかなり速い。
これにより、4Kなどの動画撮影時の書き込み時間や
連写時のバッファ詰まりが起きにくくなります。

ペンタックスだと、RRSのRAWがサイズ大きいので
その書き込みが早くなるというメリットが考えられる。

UHS-IIのカードはUHS-Iのスロットにも刺さり、普通に使えますが
速度はUHS-I相当になってしまうので宝の持ち腐れです。
値段もまだまだ高いので、カメラが対応していない場合
UHS-IIのカードを無理に買う必要はないでしょう。

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