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2021年5月

2021年5月28日 (金)

・赤外改造カメラはゴースト注意

IRカットフィルタを外したカメラでは
ゴーストが異様に発生します。
 Resize176796
無改造のカメラでは気にならないシーンでもゴーストが発生してしまう。
これは、赤外光の内面反射が原因の一つになっています。

例としてレンズを撮影してみました。
撮影条件は赤外線を含む光源下で撮影。

Ir-1_20210527215902

Ir-2_20210527215901

この写真は可視光(無改造カメラ)で撮影したものを白黒にしたものです。
背景にはわかりやすいように、
赤外を反射する黒いものと、赤外を吸収する黒いものを置いています。

下の写真が、改造カメラで撮影したものです。
(640nm以上の波長のみで撮影)

Ir-2_20210527215901

Ir-1_20210527215901

人間の見た目では黒いものでも、
赤外を反射する布は真っ白に映っています。

また、レンズの内部にも白っぽかったりグレーだったり、
赤外を反射する部分があるのがわかります。

こういった部分で反射した光がセンサに入ってくるとゴーストになってしまいます。
鏡筒内になぜ赤外が反射する素材を用いているのかというと、
通常のカメラであればセンサ前にIRカットフィルタがあるからです。

IRカットフィルタがあることで、可視光だけ反射しないようにすれば良い。
普通の使い方であれば、赤外光でゴーストが発生しても全く問題が発生しません。

 

2021年5月25日 (火)

・皆既月食が赤い理由

2021/5/26に皆既月食が日本で見れます。

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皆既月食は地球の影に入る現象です。

Lunar-eclipse-1

地球の影に入ってしまうと光が当たらないので月は見えないはず。
それがなぜ赤く見えるのか。

赤く見える理由は夕日が赤くなるのと似ています。
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夕日は昼間に比べて空気の層を長い距離通過します。
空気中は青い光が散乱してしまうので(空が青い理由)
長い距離を通ってきた光は赤っぽくなります。

Air

地球の大気を通ってきた光は赤っぽくなります。
そして、真空の宇宙と地球の大気(空気)では屈折率が違うので
光が屈折して、地球の影の部分に入り込みます。

Lunar-eclipse-2

この光で照らされることで、皆既月食が赤くなるのです。

2021年5月21日 (金)

・小道具を使って表現の幅を広げる

最近はAmazonでいろんなものが安価で手に入ってしまいます。
(質の悪いものも多いが…)
ただ、そういったものでも撮影の小道具として役立ったりします。

例えば和傘


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リンクは楽天ですがamazonでも同様に売っている。

Resize_raw_imgp7575 Resize_raw_imgp7749

藤の写真を撮るのに和傘を入れるとアクセントになります。

版権的にどうなの?というのも安く売っていたりします。
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2021年5月14日 (金)

・一眼レフのAFはもはやミラーレスにかなわない

ミラーレスが世の中に初めて登場したころは
「AFの早さならは一眼レフ」などと言われていました。
その頃は、ミラーレスでのAF方式はコントラストAFしかなく、
原理的にピント位置を見つけるのに時間がかかったためです。

一方、一眼レフに搭載されているAFユニットは位相差AFなので
一発で合焦場所がわかります。

しかし、2020年ごろには、もはや「AFならミラーレス」に変わっています。

まず、像面位相差AFやデュアルピクセルAFの登場で
ミラーレスでも位相差AF相当の速度が出せるようになったこと。


また、暗所性能はミラーレスのほうが優れています。
例:
2021年の最新一眼レフPENTAX K-3 mrkIIIの低照度は-4EVまで(公称値)


 


2021年の最新ミラーレスキヤノン EOS Rの低照度は-6EVまで(公称値)

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もはや-6EVとなると、人間の目でも見えないような暗さです。
(目で見えない散光星雲ほどの明るさ)
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上記写真のもやもやの部分

なぜミラーレスのほうが暗所に強いのか。
それは、撮像素子全体で光を取り込むことができるためです。
最近の撮像素子は高感度性能もよくなっているので、それに伴い
暗所でのAFも可能になります。
また、AF用の画素がたくさんあるので、
画素加算を行ってノイズを減らし、暗所対策などもできます。

一眼レフでもプロ用の最高級機では、AFユニットに撮像素子のようなCMOSを搭載しています。
Featureaeafafsensor
キヤノンEOS1DXmrkIIIのページ


そして、ミラーレスが有利な事の決定的な理由がAIの進化です。

AIを用いた顔検出、瞳検出、動物検出、飛行機検出、、等は
画像を解析して見つけています。

ミラーレスではライブビュー状態なので、常に撮像素子から画像を取り込んでいます。
これらの画像を解析することで様々なAI検出機能を活用することができます。

一眼レフでも黙ってみているだけではなく、
測光センサで取り込んだ画像を用いてAIを使用することもしています。
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ペンタックスのRGBIR測光センサ(30.7万画素)

最近は、AIによる検出、位相差情報、その他情報を組み合わせたAFアルゴリズムで
動体追尾やAF精度を上げてきています。

これらをメインの撮像素子一つで行えるミラーレスは画素数などもありAFの観点では絶対的に有利。
AF、画像解析、AEそれぞれで専用のセンサを持つにはコストがかかりすぎます。

2021年5月 8日 (土)

・超広角レンズとソフトフィルターの相性

星空を撮影する際、ソフトフィルターがよくつかわれます。

ソフトフィルターなし
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ソフトフィルターあり
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ただし、ソフトフィルターを超広角レンズで使う場合は注意。
実は、干渉型フィルターのように角度依存があります。

超広角レンズで撮影
Soft-1

このように画像の端では点光源がフィルターに対して斜めに入射するので
放射方向に引き伸ばされてしまいます。

Soft-2

特に、ソフト効果の大きいソフトンAやソフトンBなどではこの傾向は顕著です。
この問題は干渉型フィルターと同様に、
後玉にフィルターを付けることで減少させることができます。
後玉につける場合は、フィルムタイプのフィルターを使用することになります。


2021年5月 1日 (土)

・K-3IIIを見てきた

いまさらながらK-3IIIを見てきました。

Resize176782


主にスペックとして語られない部分や
カタログにも記載されないような部分について。

・UI
いろいろなところで言われていますが、かなり変わっています。
どこかのタイミングで変える必要があるのはメーカとしてわかりますが…。
もちろんなれれば使いやすいだろうというのはわかります。
また、露出設定やISO感度設定などはハイパー操作系なので基本は同じ。
ただ、ドライブモード変更や、WB変更などは、K-1のサブとして併用するのには厳しい感じ。
二台持ちで撮影に出かけるのはキツイ。
どちらか単体ならいけるだろうけど。


・ファインダー内の水準器表示
従来はファインダー下にありましたが、ファインダー上に変更されています。
上だと空とかが来ることが多く、重要な被写体にかぶらないので良い変更。


・液晶画面での水準器表示
従来はライブビューにしないと液晶画面に水準器は表示されませんでしたが
通常の撮影時にも水準器が表示されるようになりました。便利です。


・アストロトレーサーType2設定
カタログでも謳ってないし話題にもなってなかったので実機を触ってはじめて気づいた。
星景撮影時に適すると書いてあったので、追尾スピードを1/2にすることで
地上も星もある程度止める機能だろう。赤道儀にはよく搭載されている機能です。


・バルブでの時間指定時のインターバル撮影可能
バルブで1分とかにしたときに、インターバル撮影設定ができるようになっています。
K-1mrkIIではこれができません。Mモードの30秒がインターバルでの最長でした。
星の軌跡撮影時にはこれは厳しい。
KPでは可能でしたが、それがちゃんと受け継がれています。
K-1mrkIIのほうが発売が後だったのでできればいいのに。

 

AFは展示機では評価不可。動体がないし。
ただ、一眼レフの宿命として、瞳検出とか人物の動体認識とかできないので
(AEセンサである程度は可能だが…)
もはやAFについては一眼レフはミラーレスに勝てません。
(AFセンサと撮像面が違うので微調整も必要になるし)


ちなみに、ミラーレスだとファインダーの表示に遅延がある、と言われますが
最新のソニー機だと0.01秒以下です。
人間の反射神経よりも早いので誤差と言ってもよい。
私も人物撮影ではソニーを使っていますが、測距点移動したことありません。
スポーツ撮影のプロもミラーレス比率が非常に高くなってるし…。

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