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2021年6月

2021年6月26日 (土)

・バブルボケは後ボケにしか出ない

バブルボケといわれる強力な二線ボケが出るオールドレンズを買いました。

Resize176832

二線ボケはボケがうるさくなるので嫌われる傾向にありますが、
それをあえて味としてとらえて使用するという最近の傾向があります。

バブルボケが出るレンズは、トリプレットというレンズの玉を3枚だけ用いた
単純な構成の設計のレンズで出ることが多いです。

以前書いた、縦収差図の記事

開放から解像がいいレンズを作るためには
球面収差を補正するために、フルコレクションという補正を行います。
これは瞳像高が1の光線が焦点を通過するように補正したレンズです。
※ただしこの図ほど理想的な補正のレンズはまだ難しい。

18_2

ただし、技術がなかった時代のオールドレンズでは、
こういう設計ができないので、開放での解像性能はあきらめて、
絞ったときに性能が出るレンズが作られました。
この設計がオーバーコレクション(過補正)のレンズです。
そして、この設計のレンズこそがバブルボケの出るレンズです。

Baburu-1

絞ったとき
Baburu-3

この図の、光線が密集している部分は強く光が集まる部分、
光線が少ない部分は光があまり集まらない部分です。

こう見ると、バブルボケレンズでは前ボケは素直なボケになり
後ボケがバブルになるのがわかります。

Baburu-2_20210626115801

傘の部分にピントを合わせたので、それよりも手前を飛ぶ
蛍の玉ボケはバブルになっていません。
完全に失敗です…。


久しぶりに登場の玉ボケ評価スティック

Baburu-1

 

後ボケが見事にバブルになっています。
そして、前ボケは非常にきれいで素直なボケ形状。

ちなみに、球面収差をあえて補正していない
ソフトフォーカスレンズでは、前ボケがバブルになります。

4_20210626115901

2021年6月19日 (土)

・地上の星

ヒメボタル玉ボケになり、写真としてとても美しく撮れる蛍です。

カメラの性能も上がり、ヒメボタルを撮る人も増えてきたので
人とは違った写真を撮りたいとチャレンジしてみました。


Resize176820

以前にイルミネーションで玉ボケをハート形にする方法を記載しましたが
それの応用です。

使用機材はこんな感じ。
Resize176819

画用紙を切り抜いて作った星型フィルター
星形に切り抜くには、クラフトパンチを使うと便利です。


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100円ショップでも大きいところなら売っているかもしれない。
穴の大きさは、今回用いたシグマの70mmMacroでは
これくらいがちょうどいいです。

シグマ70mmで開放で撮ると、割といい感じに星形のボケができてくれます。
(もちろん他のレンズでも可能)

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また、シグマ70mmはフルサイズのイメージサークルを持っていますが、
口径食によって、周辺の星が欠けてしまうので
APS-Cで撮ったほうが良いです。

この機材で開放で撮影しますが、
星ボケフィルターでF値は実質F8くらいになっているので
ISO感度は普段より3段ほど上げたほうが良い。

また、撮影していて気が付きましたが、
早く動くホタルはうまく星形のボケになってくれないので
比較明合成時に、ボケがきれいな画像を選別したほうが良いです。

Resize176818
動きが速いと星の形がわからない。

2021年6月13日 (日)

ヒメボタルの季節になりました。

関東のヒメボタルは関西に比べ1-2週間くらい遅くピーク。

Resize176812

この鳥居と一緒に映せる場所、非常に狭く、
2-3人が限度です。
しかし、土日の夜行ったところ、
一人でカメラ三台並べて占拠している方が。。

邪魔にならないように端で撮ろうと思いましたが、3台のうちのどれかの画角にはいる、と。

「早い者勝ちだ」という考えの方もいるかと思いますが
譲り合いの精神も大事です。
(上記の写真は平日の人がいないときに撮影)
結局今年はリベンジならず。

Resize176813 Resize176811 

Resize176814

 

秩父は空が明るいので露出が難しい。


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2021年6月 4日 (金)

・画像を大量に重ねてノイズ除去

天体撮影では数十枚、数百枚もの画像を重ねて
ノイズを除去することがあります。
(スタック、コンポジット処理)

以前の記事で画像を重ねるとノイズが減るというものを書きました。
原理的には4枚でISO1段分のノイズ除去です。

今回はISO51200で撮影した256枚の画像を平均合成してみました。
256 = 4x4x4x4 なので4段のノイズ除去が見込めます。

1枚
Resize176800

256枚合成
Resize176801

拡大
左:1枚 右:256枚
Imgp9590_all  

ノイズがかなり軽減されて、
つぶれていたディティールも復活していることがわかります。

ISO51200の画像を256枚重ねたので
理想としては、ISO3200相当になってほしい。

ISO 3200の画像
Resize176802

左:ISO 3200 右:ISO 51200x256
Imgp9586_all3

3200と比べると、
256枚重ねても、コントラストやディティールが負けています。
なぜこうなるのかというと、
今回はカメラから出力されたJPEGを重ねました。
高感度のJPEG画像には、強力なノイズリダクションや色抜きが行われており
それらの処理で失われてしまった情報が戻ってこないためです。
加工されていないRAW段で重ね合わせをすればもっと良い結果が得られます。
(天体の合成ソフトにはRAWで重ねるオプションもある)

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