・Amazonの超激安望遠レンズの性能
最近、アマゾンで超激安の望遠レンズが販売されています。
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楽天でも売っている。
焦点距離がなんと420-800mmのズームで、
私が買ったときはなんと5060円でした。
ちなみにこのレンズ、VARI 8001S 420mm~800mmというレンズのコピー品。
コピー元はちゃんとした日本製で、セミアポクロマート設計になっているとの事。
望遠鏡的な構造なので、重さは520gと軽い。
マウントはTマウントなので、アダプタがあればどのメーカのカメラにもつけることができます。
超望遠なのにこの値段、性能はどうなのか。確認をしてみました。
本当ならカメラメーカの800mmレンズと比較をしたいところですが、
100万円を超えるレンズはさすがに持っていないので、
とりあえず手元にある一番の望遠レンズDA55-300PLMを使用。
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まずはワイド端の420mm
5000円の望遠レンズにしては解像しているのがわかります。
ただ、値段なりと感じるのが、全体的なフレアっぽさと、軸上色収差。
(55-300は焦点距離分の解像度が低い)
あとは周辺部の画質です。
APS-Cやマイクロフォーサーズなら周辺は使われないので
許容できるかもしれない。
念のため、条件を同じにするために55-300のF値をF8まで絞ったとき
少し絞るだけでDA55-300はかなり良くなるのがわかる。
ちなみに格安望遠は絞りがない。
テレ端だと中心付近でもかなり収差が大きく出ていて厳しいことがわかる。
望遠レンズといえば、800mmの天体望遠鏡(アメリカン遊星號)も持っているので、これとも比べてみました。
アメリカン遊星號は800mmF16とスペックがたまたま同じ。
お値段も7300円なので同じくらいです。
望遠鏡は反射式じゃない場合は焦点距離≒鏡筒の長さなので大きいです。
上が今回の激安望遠レンズ、下が天体望遠鏡。
値段が同じくらいでも望遠鏡のほうが格段に解像力が高い。
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