・灯台と星空の撮影
最近、東大と星空のシーンを撮影していますが、
これが難しい。
灯台→明るい
星空→暗い
なので、まずは露出が難しい。
星の光を明るくするために露出を上げると
灯台の光が邪魔をします。
解決するためには、ハーフNDを用いたり、
地上風景のみ露出を短く撮影したものを後で合成。
灯台の光に光条を出すためには絞る必要もある。
絞ると、光量が不足するので、シャッター速度を延ばしたり
ISO感度を上げる必要があります。
シャッター速度を延ばすと、星が動く。
ISO感度を上げるとノイズが目立つ。
かなり条件として厳しくなってしまいます。
赤道儀(アストロトレーサー)を用いたり
複数枚撮影してノイズ軽減をする必要があります。
最大の課題が、レンズゴースト。
最初の写真でもわかるように、灯台の光はかなり強く、
星空に盛大にゴーストが載ります。
灯台の光がもろに入ると、ゴーストに比較的強いペンタックスのレンズでもこんなにも。。
これを除去するのは至難の業。
とにかくゴースト・フレアに強いレンズを使用するしかありません。
中華系の安いレンズだとここが全然ダメ。
ゴーストフレアに強くて、星空の解像が良いレンズ、となると
高価なレンズになってしまいます。
または撮影場所の工夫で何とかします。
灯台下暗し、というように、
灯台のすぐ下などで灯台の光が直接差し込まない場所で撮影すれば
多少は軽減ができます。
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