・アストロトレーサー × インターバル撮影
星空撮影では画像重ね合わせでノイズリダクションをするのが
最近の常套手段です。
この手法の利点は、一枚一枚の撮影の露光時間を短くできるので、
風などでぶれたコマを除外したり、
赤道儀の追尾制度が多少悪くてもOK
等があります。
シャッター速度を短くする分、感度を上げる必要がありますが
そこは重ね合わせでカバー。
アストロトレーサーを使うと、天体追尾できますが
望遠だとあまり追尾時間を長くできません。
200mmでも設定上、60秒くらいは追尾できますが
実際に精度よく追尾できるのは20-30秒くらいが限界。
また、超広角で風景を入れて撮影すると、
レンズの歪みの影響で、周辺は星が流れてしまいます。
これらの問題解決のために、複数枚撮影してコンポジットは
とても有効です。
しかし、アストロトレーサーを使用しているときは
インターバル撮影設定ができない。
毎回シャッターボタンを押すのは面倒くさいので
外部のインターバル機能付きレリーズを使用するのが楽。
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レリーズケーブルがつけられる機種なら
これを購入すればOK。
設定は撮影間隔を1秒にすれば
露光終了から一秒以内で次のシャッターが切れます。
レリーズケーブルがつけられないエントリーモデルとかだと
ちょっと面倒くさい。
純正赤外線リモコンだとインターバル設定ができないので
それ用の装置を購入する必要があります。
ここで販売しているリモコンを購入。
電源はUSB-microのモバイルバッテリーが必要なので
カードタイプのものを購入して張り付けてあります。
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これをカメラのリモコン赤外線受光窓近くに設置するのが難しい。
私は苦肉の策として以下の方法で付けています。
まず、100均でちょうどいいサイズのケースを購入。
ここにパテを盛って、斜めの面を作って
そこに面ファスナーを張り付け。
カメラ側にも面ファスナー(やわらかいほう)を張ってしまっています。
かなりかっこ悪いですが、天体用と割り切って使うしかない。
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僕の場合は手動ですが、アストロトレーサーで撮影した数枚の写真をスタックした事があります。
ただし赤道儀と違いアストロトレーサーの場合、星の位置がショット毎に動いていくため、画面の左右端はうまくスタックされません。当然ながら望遠ほどこの影響が大きく画面の中央しか使えないという事になります。
投稿: ccdcmos | 2021年11月23日 (火) 12時58分
コメントありがとうございます。
アストロトレーサーの弱点は、やはりそこですね。
長い時間のスタックだと使える範囲が狭くなってしまうので、
比較的広角の星景が一番有利かなと思っています。
極軸合わせとか重い赤道儀を持たなくていいのは大きなメリットかなとは思います。
投稿: 管理人 | 2021年11月25日 (木) 14時39分
コメントありがとうございます。
アストロトレーサーの弱点は、やはりそこですね。
長い時間のスタックだと使える範囲が狭くなってしまうので、
比較的広角の星景が一番有利かなと思っています。
極軸合わせとか重い赤道儀を持たなくていいのは大きなメリットかなとは思います。
投稿: 管理人 | 2021年11月25日 (木) 14時39分