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2022年5月

2022年5月31日 (火)

・センサシフト手振れ補正ならではの機能が多くのメーカに搭載

キヤノンのEOS R7が発表されましたが、
このカメラに自動水平補正機能が載りました。

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撮影時に微妙に水平が出ていなかったときに
手振れ補正ユニットを活用して、センサを傾けることで
水平にしてくれる機能です。

これと同じ機能は、
ずっと昔からペンタックス機では搭載されていました。
ではなぜ、ここにきてキヤノンがようやく搭載したのか。
それは手振れ補正の方式による違いがあるからです。


光学手振れ補正の方式1
センサーシフト式(ボディ内手振れ補正)
センサーを手振れに合わせて動かすことで手振れを補正します。
〇メリット
 ボディに手振れ補正機能が付いているので、
 オールドレンズでも、何でも手振れ補正可能。
 レンズに手振れ補正機能を付けない分、簡単に作れる(安価)
〇デメリット
 望遠レンズ使用時、ファインダー像はブレ補正しないので
 手振れにより構図が決めにくい。
 
 
光学手振れ補正の方式2
レンズ内手振れ補正
レンズ内に手振れ補正用のレンズがあり、それを動かすことで手振れを補正します。
〇メリット
 望遠レンズでファインダー像がブレずに安定する
〇デメリット
 安価なレンズには付けられない(コストの問題)
 シフトブレに対応するのが構造上難しい

 

ペンタックスはずっとボディ内手振れ補正、
キヤノンニコンはずっとレンズ内手振れ補正を使っていました。
おそらくこれは、スポーツなど望遠レンズで動体を撮る頻度が高いキヤノン・ニコンは
ファインダー像の安定が最も重視されていたからだと思います。

 

ここにきてボディ内手振れ補正がキヤノン・ニコンに搭載されるようになったのは
ミラーレスになったからが一番の理由です。
ミラーレスであれば、ファインダーは電子ビューなので、
センサーで受講した映像を表示することになります。
すると、ボディ内手振れ補正でも、望遠レンズで像が安定します。
ボディ内手振れ補正でのデメリットがなくなるので、レンズ内手振れ補正はすたれていくことに。

今後は、ほとんどのメーカがボディ内手振れ補正になります。
そうすると、自動水平補正だけでなく、構図微調整、アストロトレーサー
リアルレゾリューション(マルチショット超解像)、ローパスセレクターなどが出来るように。

ペンタックスならではの利点の機能がどんどんなくなってしまう…。
最近は工房的モノづくりとか、新製品のロードマップが無かったり、
いろいろ先行きが不安なことが多いのに。

2022年5月20日 (金)

猫島

ゴールデンウィークに猫島(田代島)に行ってきました。
宮城県の石巻からフェリーで40分くらい。
最後の土日だったので、そこまで混んでいなく、のんびり観光ができた。

 

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ソニーのミラーレスを持って行ったのですが、
動物瞳AFなどの機能のおかげで、歩きながらでノーファインダーでも
ちゃんとピントが合った写真が撮れる。
ペンタックスだとこの芸当はできない…。


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2022年5月10日 (火)

・青い光のほうがなぜ曲がるのか

かなり前に光の屈折について記事を書きました。

光が、ガラスなどに入ったときに曲がるのは、
なるべく光路長を短くしたいという性質があるからです。
(屈折率の高い物質の中はあまり通りたくない)

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光は色によって屈折率が違うので、
ガラスの中に入ったときなどに虹色に分かれます。
これを分散といいます。

Resize181362

この虹色に分かれる原因は、赤い光は少ししか屈折しないのに対し、
青い光は大きく屈折するためです。

なぜ青い光(波長の短い光)のほうが曲がるのか考えてみます。

以前記載したように、光はガラスなど屈折率の高い物質(以下物質)を
出来る限り通らないような性質を持ちます。
言い換えると、進みにくい物質中は最短経路を通ろうとします。

光と物質を人と水たまりで考えてみます。

人が歩いているところに、下の図のように水たまりがありました。
Kussetu-3
水たまりは歩きにくいので、出来る限り通る距離を短くしたい。
そうすると、下の図のように水たまりはわたることになります。
Kussetu-2

しかし、波長の長い赤い光
(人で言うと、歩幅の長い大きい人)が水たまりを渡るときは、
一歩二歩水たまりに入るだけなので、あまり気にせずほとんど直進していきます。

Kussetu-1

このように歩幅によって、水たまりを渡るための曲がり方が変わります。
これが光で言う波長による屈折率の違いと同じように考えられます。

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