・DFA21mm limitedF2.4を確認 解像編
いまさらになってしまいましたが、新しいDFAlimitedレンズの比較をしてみました。
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比較機種は、焦点距離がほぼ同じでKマウント単焦点のSAMYANGの20mmF1.8です。
レンズの値段的には倍以上違う…。
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まずは解像度。
開放の中央付近では、F値の小さいサムヤンのほうが解像感が高い。
サムヤンの点光源にはコマ収差のようなものが見えますが、
たぶんこれは個体バラツキによる片ボケ。
サムヤンは放射方向に像が伸びています。
一方、DFAは同心円方向に像が伸びてサジタルコマフレアが目立つ。
周辺部は解像としてはどちらも同じくらいに見える。
開放での解像性能がDFAlimitedのほうが悪いのは、
リミテッドレンズという特性を出しているのだと思う。
開放では像性能よりもボケを意識、2段くらい絞ると像性能重視という設計です。
FA31mmも同様の傾向で、開放だと結像していないんじゃないかというくらい。
では、F8まで絞った時の性能を確認してみます。
中央付近拡大
左:サムヤン 右:DFA
絞るとDFAがかなり解像が上がります。
解像はDFAのほうが若干高そう。
撮影時と現像時のパラメータをすべて同じにしていますが
サムヤンのほうが少しアンダーで、コントラストが高い。
レンズの透過率の違い?
周辺部の性能はやはりレンズの値段を反映しているのか、、
DFAが圧倒的に良いです。
絞れば中央から周辺まできっちりと解像。
倍率色収差は同じくらいですが、後から補正できるし。
解像性能はこんな感じで、
サムヤン20mmは安いのに開放からかなり優秀でした。
次回はボケと逆光耐性
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