・ピンホールカメラで撮影
ピンホールカメラを作ってみました。
作ったといっても、100均に売っている黒の画用紙にピンで穴をあけたものを
一眼のマウントに張り付けたものです。
ピンホールカメラはレンズを用いていないので、当然収差がありません。
(コサイン四乗則による周辺減光はある)
ただし穴が小さいので、F値は非常に大きくなってしまいます。
以前の記事で焦点距離の概念はないと記載してしまったのですが、
ピンホールと像面までの距離が焦点距離と同じになります。
マウントに黒紙を張り付ける方法であるならば、フランジバックが焦点距離になります。
ソニーEマウント、だと18mmの広角、
ペンタックスのKマウントだと45.5mmの標準になります。
F値を求める式は
F = (焦点距離)/(有効口径)なので、穴の大きさを0.2mmとすると、
F = 45.5/0.2 = 227.5
約F230なので回折によるボケもかなりでます。
また、F値が大きいのでセンサ上のゴミもかなり目立ってしまう。
回折による影響の少ない、大判カメラなどで撮影すれば、非常にシャープになります。
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