2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« ・望遠での花火撮影での注意点 | トップページ | ・暗い光源のほうが色がついて見える »

2022年12月21日 (水)

・被写体によってピント位置が異なるレンズがある

1m離れたところにある被写体にピントを合わせる場合、
ピント位置は一つしかないはずです。

Lens-1

しかし、解像の甘いレンズなどでは同じ距離であっても
被写体の周波数によってピント位置がずれる場合があります。

以前にかいたスポットダイアグラムで考えてみます。

下の図のようなスポットダイアグラムになるレンズを考えてみます。
Lens-2

このレンズだと、ピント位置だとちょっと解像が甘いかなーと感じるレンズです。
このレンズで周波数の異なる被写体を撮った時にどうなるか考えてみます。

まず正しいピント位置に合わせたとき
Lens-3

高周波な被写体も低周波な被写体も、ピントはあっていますが
コントラストが下がって若干甘く感じられる状態です。

ピント位置をちょっとずらしたとき
Lens-4

高周波成分の被写体は全然解像していなくてピントが合っていない状態ですが、
低周波の被写体だとコントラストがついて、こちらのほうがピントが合っているように見えます。

このように、真のピント位置は一点なのですが
被写体によってはそこから少しずれた部分でピントが良く見える場合があります。

 

« ・望遠での花火撮影での注意点 | トップページ | ・暗い光源のほうが色がついて見える »

写真講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ・望遠での花火撮影での注意点 | トップページ | ・暗い光源のほうが色がついて見える »