・DxO PureRAW3で天体画像のノイズ処理
ノイズ処理やシャープネス処理の性能が非常に優秀と話題の
DxOのPureRAW3を購入しました。
普通のシーンでの比較はほかのサイトなどでいくらでもあるので
今回は星景写真にフォーカスして記載します。
PureRaw3で処理した画像をコンポジットするとどうなるのか、、なども。
PureRAW3のDeepPEIME_XD処理
(処理時間はかかるがリッチな処理を行う)
拡大して比較
(PureRAW3だけ露出暗めになったので、0.5EVほど持ち上げています)
Photoshopのノイズ除去はとりあえずパラメータを50%にしています。
下のPureRAW3に比べるとノイズが残っていますが、細かな星は一番残っています。
PureRAW3 Primeはノイズはかなり消えていますが、小さな星も消えてしまってるように見えます。
PrimeXDはうねうねした線のような模様が浮かんできていて、星空では使えなさそう。
これらの画像を17枚コンポジット(Sequatorを使用)した結果を見てみます。
PureRAW3のDeepPEIME_XD処理
(処理時間はかかるがリッチな処理を行う)
オリジナルに比べて、処理した画像はすべて、色がしっかりと出ています。
薄い星雲の色なども出ている。
コンポジット後ではPrimeXDで出ていたうねうねした線がなくなり、
逆に暗い星とかもしっかり出ています。またノイズも少なめ。
コンポジット前提であればXD処理が良く、一枚撮影ならノーマルのPrime処理が良さそう。
また、PhotoshopのAIノイズ除去も結構優秀なので、
この差分にPureRAW3のソフト代14000円出せるかどうかは難しいところ。
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