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2023年8月

2023年8月16日 (水)

・生成系AIがあれば写真を撮影する必要はないのか?

最近は画像生成系のAIの技術向上が凄いです。
以前記事にも書いたように、大きなフォトコンでも優勝してしまっています。

良いGPUマシンをがあれば文章を入力するだけで簡単に写真のような画像を生成できます。

Beach-with-washboard-rocks-and-night-sky
上の写真?は画像生成系で有名なStable Difusionで作成しました。
入力したスクリプトは
「Beach with washboard rocks and night sky with Milky Way」
日本語にすると
「洗濯板岩のあるビーチと天の川のある夜空」
です。

こんなような写真を作れないか試してみた結果です。
Resezed184540

入力するスクリプトが十分精査されていないので
まだまだな部分がありますがインスタグラムとかで共有する分には
これくらいの画質でも十分な気がします。

ならば、頑張って星のきれいな場所に行ったり、
何時間も撮影を頑張ったりする必要はもうないのか?

インスタで海外旅行や高級料理の写真ばかりUPしている
承認欲求だけの人はそれでいいかもしれない。

Photo-of-a-hand-held-champagne-glass-tak

写真を撮るということは、過程を楽しむというのも大事な要素です。
星空の撮影でも、その場で一緒になった方と話をしたり、
自分の表現したい写真を撮影するための技術だったり。

また、証拠としての写真も大事な要素。
この場所でこんなものを見た、この人と一緒に行ったとか。


生成系AIは権利上の問題も発生する可能性があります。
現在のStableDifusionの学習はネット上をクロールして集めた画像を使っています。
そのため、現状では著作権上問題ないのですが、今後法律が変わるとどうなるかわかりません。
また、営利目的で使ってしまうと、
権利上問題なくとも、SNSなどで炎上したときの損失が考えられます。


学術上の問題としては、今後ネット上に生成された画像が大量にあふれると
それを収集して再度学習に使ってしまうため、どこかで性能が頭打ちになってしまいます。
それどころか、変な特徴を学んでしまい、
現実ではありえないような出力に収束してしまうかもしれません。
それを防ぐためにも生成物でない「写真」データを持っておくこと、撮影することは大事です。

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