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2023年12月13日 (水)

・ニコン機のHα線の特性の調査

初めて一眼レフを買ってからずっとペンタックスを使ってましたが
少しずつニコンに移行しています。
完全に移行できず、併用かなと思ってる部分としては

・アストロトレーサーの存在
・赤い星雲の色の出かた
・操作性

の三つが大きい。

操作性についてはカスタマイズでだいぶペンタ機種に近づけられました

アストロトレーサーと自動水平補正はしょうがないとあきらめるしかありません。
赤道儀を持っていけないときはペンタックスを持っていくしかない。

残りの赤い星雲の出かたについては、カメラ内にあるIRカットフィルターの特性によるところが大きい。

Ircat

このグラフがIRカットフィルターの特性です。
赤い星雲(バラ星雲とか)の色はHα線と言って656.3nmの波長です。
ぎりぎり赤外に入るか入らないかのところの波長なので
メーカーによってはIRカットフィルターでカットされて映らない。
富士フイルムはこの波長の透過率が高いので赤い星雲が写りやすい。

上のグラフだと、45%くらいこの波長を通します。

ちなみにこのあたりの波長を通すカメラだと、
日中に人を撮ったとき赤外の影響で肌が赤みを帯びたり、髪の毛が茶色っぽくなってしまう。
(富士フイルムは色づくりを上手に行って独特の仕上がりにしている)

ペンタックスは割とこの波長を通すと思っていたので
ニコンにしてどうなるのか検証をしてきました。

 

撮影条件
レンズ:シグマ70mmマクロ
絞り:F8相当(ニコン機ではマウントアダプタで調整)
シャッター速度:30秒
撮影枚数:42枚
KANI LPRF(光害カットフィルター)使用

現像
DxOPureRAW3でノイズ除去
CameraRAWで同じパラメータで現像(ホワイトバランスのみ各設定)
Sequatorでコンポジット

結果
ペンタックスK-1m2
Resezed185544

ニコンZ8
Resezed185543

高感度耐性があるためか、意外とニコンのほうが赤がでました。
これくらいしっかり出てくれるのであれば、天の川撮影とかでも安心してニコンが使えそうです。

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写真講座」カテゴリの記事

コメント

nijiさん、はじめましてヒガラと申します。
ブログ興味深く、読ませて頂いています。特にレンズの収差関係の記事はとても勉強になります。

ニコンのZ8は、ノーマルでも良く赤い星雲が写るんですね。
下記海外の記事にあるグラフからおよその値を読み取ると、656.3nmの波長ではSONY-14%、Nikon-22%、Pentax-27%、Canon-29%、Fuji-44%となり、Nikon機よりPentax機の方が分があると思いましたが、高感度耐性なども関係してくると、意外とNikonのほうが赤がよく写るんですね。

https://www.dpreview.com/forums/post/65935746

K5の印象が強くてPENTAX、赤が写るとばかり思っていましたが、そうでもないのですね。
アストロトレーサーは唯一無二ですから、PENTAXさんには今後も極めていってもらいたいと思います。(と、いいつつ、他社でもやってくれるといいなあ・・とは思ったりもします^^;)

ヒガラさんの海外サイトのデータも物凄く参考になりました。
S社は低いだろうなあという印象があったので、物凄く納得。N社とC社の差も、ああ、これくらいだよなぁ(だいたい1.5倍)、という印象ですものね。
実際はそこまでは差がないものの、体感を裏付ける数値ではあるかな、と思った次第です。
PENTAXはもう少し高いかな、と思っていた(印象な)ので、その点では意外。

ヒガラさんコメントありがとうございます。
記載くださったサイト、非常に参考になります。
656nmの領域はIRCFの個体ばらつきもあったりするので
もしかしたら私のボディが当たりだったかもしれません。

また、今回はマウントアダプターを使用した関係上F8相当まで絞られちゃったので
結構感度を上げての撮影だったので、
それによってペンタ機だと情報がノイズに埋もれちゃった感じがします。
もう少し低感度で撮影すればまた違った結果になる気もします。

UTOさんコメントありがとうございます。

そうなんです、私もペンタのほうが赤が写るとずっと思っていました。
今回現像時に感じたこととしては、ホワイトバランスをとった時に
RとBにゲインが結構かかるので、
その時に赤の星雲の信号がノイズに埋もれた感じになりました…
露光時間を延ばしたり、F値をもっと小さくした状態でも比較してみたいと思います。

ただやはり旅行に持っていくとなると、アストロトレーサーが使えるペンタが便利ですね。

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